83歳になる方と、時々お話をする。

お一人でしっかり生活をされ、

お一人で飲みにこられる。

🐤は、旦那が飲みに行った時に、こっそり知り合いと、飲みに来るお店で、

出逢った。

 

知り合いの人が、

円形脱毛症になって、

ドクターの話になった。

 

83歳の方が、

自分には、決まったドクターがいて、その人にどこまでもついていく。

と、言ってた。

で、そのドクターと話すだけで、元気になった気がすると。

 

時間に追われ、半端ないプレッシャーにおし潰されそうになる仕事だろうけど

それでも、患者と向き合ってくれるドクターがいる。

 

🐤もいつも思い出すドクターがいる。

 

手術の前の日の夜、

病室に来て、大丈夫だからと、何度も言ってくれた。

恐怖を感じながら、手術を受けるのと、リラックスして受けるのでは、

出血量にも違いがあったりするから、ゆっくり寝て下さいと。

 

下の子は、まだ一歳、上の子は、幼稚園の時だった。

 

夜になると、声を殺して泣く日々だった。

 

結果は、オールオッケーだったけど、それがわかるまで、

本当に怖かった。

ドクターの一言は、天使の言葉に感じた。

 

人生の中で、この人に出逢えて本当に良かったと思える、

人がいる。

 

先生と呼ばれる人は、

そういう人になり得れるすごい仕事だ。

ただ、先生と呼ばれる事に慣れてしまうのは、勿体ない。

 

そんな事を思いながら、羽を伸ばしかけたら、

思いの外、早々と、

旦那から、帰るスタンプがきた。