長男 5y5m 年長児 / 次男 2y5m 未就園

 
新型コロナウィルスの流行で
結構悩まされているのが眠っているときにみる「夢」。


普段から過去にまつわる鮮明な夢を見ることが多く
いつもは昼には忘れているのですが、
ここ数ヶ月は外出自粛生活で気分転換する術がなく
鮮烈な新しい思い出を上書きしていくことができず
何日もその夢から抜け出せない日が多くて。
 
そこで、思い出に囚われてしまう日が多くて
その結果として思うことがあったのでメモします。
 
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例えば誰かが亡くなったりしたときに悲しむことが多い私たち。
 
でも、相手が亡くなっていなくても
日々の生活の中で その日が最期の別れになる事って多いなと。
 
そして、子供の頃は思いもしなかったけれど
(会えない場合だけではなく、会わなくなる場合も含めると)
人生で出会ってきた半数以上の人がそうなるんじゃないかって。
 
結婚して子供が生まれて自分の居場所が確立されると
深い関係になるような新たな出会いは減りますが、
これから多くの人と出会って
関係を築いていくであろう子供たちには
一つ一つの出会いと別れ...
特に「別れ際」を大切にして欲しいなと思いました。
 
***
 
余談ですが...
 
今はインターネットで色々と調べられるようになって
連絡を取ることがなくなった相手についても
SNSや活躍によって結構見つけられたりもして
ネット上で「現在」を確認できると
記憶がアップデートされて「消化」されるのですが、
どう探しても見つけられないケースもあります。
 
そんな場合に
「過去の記憶の姿(過去の思い出)のまま」
「私の想い出の中の人物」になってしまうんですよね。
 
もやもや。
 
(例えば、小学校の同級生が何度も夢に出てくる時期がありましたが
同窓会で再会した途端に二度と夢に出てくることはなくなった、等。)
 
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今はそうは思いませんが、
大学生頃までは誰かの夢を見ると
『源氏物語』の六条御息所の章を思い出して
ますます囚われていました。
 
「夢」って不思議なものです。
 
普段それについて考えていなくても「ぽっ」と唐突に
当時の思い出を引っ張り出してきて見せてくる。
 
大体それは「後悔」している体験にまつわるものが多くて
今度こそはとリカバリーしようと
夢の中で別の選択肢を探そうと必死になっています。
 
でも、夢から覚めて思い悩んでいるうちに最近思うことがあって
その関係を今の時間軸で修復したいと考えているわけではないんですよね。
その当時の私として、当時の行いを修復したいと思っているに過ぎない。
 
未来(今)を変えたいと思っているわけではない。
 
それがわかっただけでも、少しスッキリしました。