平日の昼間、 ひよ子が実家で くつろいでいたときのこと。

 

 

 

母 「あらっ? そういえば、 朝の食パンが 無かったかも!」

 

 

 

母が ふと思い出したように 言い出した。

 

たしかに、 さっき台所で見かけた食パンは ずいぶん枚数が少なかったような…。

 

 

 

母 「ああ~、 買いに行くの 面倒くさいし、 急がないから まあいいか!」

 

 

 

……ひよ子の面倒くさがりは 確実に ここから来たと思われる。

 

 

 

ちなみに実家は 朝食がパンの日と ご飯の日があって、 どうやら明日は ご飯の日らしい。

 

急がないとは言っても、 どうせ 明日か明後日あたりに 買わなくては ならなくなるだろう。

 

 

 

私 「今日、 スーパーで食パン安い日だよ!

 

   私 買いたいものあるし、 ついでに 買っておいてあげようか?」

 

 

 

実家と 我が家は 車で3分の距離だけあって、 最寄のスーパーは同じだ。

 

どうせ 帰りにスーパーに寄るつもりだったし、 明日買うより 今日買ったほうが かなり安上がり。

 

我が家のお財布ではないにしろ、 安いパンを横目で見ながら 『安いのに~…』 と思って通り過ぎるよりは、

 

とりあえず母の代わりに買っておいたほうが こちらとしても スッキリするというものだ。

 

明日の朝は ご飯を食べるらしいから、 パンを買ったあとで 一旦 家に帰って、 

 

翌日にでも届けに来れば 充分間に合うだろう。

 

 

 

母 「そう? じゃあ、そうしてもらおうかな?」

 

私 「5枚切りで良かったっけ?」

 

母 「そうそう、 5枚ね。 よろしく! それからねえ……」

 

 

 

ん? まだなにか 買っておきたいものでも あるのかな?

 

そう思って 耳を傾けたひよ子に、 また母は トンチンカンなことを 口走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母 「パンはね、 夕方にでも 

 

   アンタのうちに取りに行くから!

 

   わざわざ こっちまで 来なくてもいいよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………。(゜д゜;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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……しかも 実家から うちまで 車で3分。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちに来るなら

  

買いに行け!!!

 

Щ(゚д゚ )Щ ウガー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、 混雑した駐車場に車入れたり、 カゴ持って レジに並んだり、 袋に詰めたりするよりは、

 

うちに来て さっとパンを受け取って パッと帰ったほうが、 ラクと言えば ラクですわね。 

 

 

 

 

そのあと、 いちおう約束したので パンを買って家に帰ったら、

 

夕方ごろに 本当に受け取りに来ました。 両親そろって。

 

 

 

母が趣味で通っているパッチワークの教室で、 次回必要な部品が手元に無かったので、 

 

その部品を買いに行くついでに 寄ったんですって。 (父は つきあいで 運転手)

 

ちなみに向かった手芸品店は、 最寄り駅の 次の駅付近。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンを買うほうが、 よっぽどラクチンだよ、

 

おかあさん。 (娘 心の叫び)