ときどき、 「そりゃないでしょう」 と言いたくなる天然っぷりを発揮してくれる友人が もう一人いる。
やはり会社時代に同僚だった、 Mちゃん だ。
ちなみに Tちゃん、 Nちゃん、 Mちゃんの 3人とも披露宴に参加していただきました。アリガトね。
Mちゃんと ひよ子は 部署が同じで、毎日 郵便屋さんの対応をすることが仕事の中に入っていた。
何をするかというと、
① 郵便屋さんが持ってきた 書留郵便を 受け取り、受領を渡す
② 郵便屋さんが持ってきた 普通郵便を 受け取る
③ 当社から発送する 郵便物を、郵便屋さんに渡す
① の書留と言うのがクセもので、受け取る前に一度開封して、中身を確かめなければいけない
↑
( 社内のハナシですけどね )。
たいていの場合、 ① をひよ子が引き受けて、 ②、③ をMちゃんが引き受ける。
デスクの位置の関係で、そのほうが都合が良かったのだ。
その日もたくさんの書留を渡されて、受領前の確認をするべく 開封にいそしむひよ子。
目の端に、こちらから出す郵便を抱えて 郵便屋さんのもとに走る Mちゃん が見えた。
ようやく開封が終わり、中身がちゃんと入っているかを確認し、
受領印を押して 郵便屋さんに受領書を渡す。
ヤレヤレと一段落して デスクに戻ると、
Mちゃん は、空っぽの箱を 不思議そうにしげしげと見つめていた。
ついさっきまで山盛りに封筒が入っていた、出すほうの郵便物 を入れる箱だ。
私 「? どうかしたの?」
友人M 「あ、ひよちゃん。ちょっと聞きたいんだけどさあ、
ここにあった郵便物って、
どうしたっけ???」
………………はい?
友人M 「郵便屋さんが来る前は確かにここにあったんだけど…、
今、見たら 無くなってるんだよね。」
あのー、もしもし?
私 「…………だって、今さっきMちゃんが
自分で郵便屋さんに渡してたじゃん」
友人M 「えっっっ!?
私!????
嘘お!!!!
Σ(゚ω゚;)ノノ」
嘘じゃないっつーの!!!!
Mちゃんいわく、本当に本当に覚えてないんだそうだ。
受け取った郵便物を 所定の場所に置いたのは覚えているけど、
その前のことは記憶に残っていないんだとか。
ひよ子と同い年ながら、落ち着いた女性らしい雰囲気をかもし出す Mちゃんは、
その外見とはうらはらに、とんでもないボケを しょっちゅう かます。
このあとしばらく Mちゃん には、女子みんなから 冗談で
「アルツ(ハイマー)だ~」 というレッテルが貼られていました。(笑)