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キキのサイコロジーブログ(臨床心理士、公認心理師試験対策)

心理シのキキです。
主に福祉、産業、医療、教育に興味があります。
公認心理師、臨床心理士の試験対策情報や自身の備忘録として使っています。
書いている内容については、諸説ある場合もあるので文献を見てください
公認心理師
臨床心理士
キャリアコンサルタント

こんにちは、キキです。

今年の冬は特に冷えこみが強い気がします。


と言うことで今期は新しい暖房器具を購入しました。


その名もアイリスオーヤマの「足もとをやさしく暖めるディスク下ヒーター」です。


なんと名前が機能を表していてわかりやすいんでしょう。


これは私の職場で同僚が使っていたので以前から欲しかったのですが、「まぁなくても大丈夫」と考えながら購入を先延ばしにしてました。


さすがに冷え込みがキツイ日が多いこととデスクで仕事をすることが増えたので今回購入しました。


アマゾンにJCBカードを登録すると4000ポイントほどもらったのでそれを利用。


↓こんなの


取り付けたらこんな感じ。


使ってみるとこれがなかなかいい。


取り付けも簡単でしっかりと暖かくダイニングテーブルがこたつに早変わりです。爆笑

(取り付ける時はキリがあった方がいいかも)


タイマーがセットされており3時間ごとに自動で切れます。これが安心感を生むと同時に若干の面倒臭さも口笛


あと猫を飼っているお宅はこのヒーターの真上ににゃんこがたむろしますのでご注意を笑


まだまだ寒い日も続きますのでぜひともご購入していただいたらどうでしょう😊



こんにちは、キキです。

10月に読んだ3冊の紹介です^^

 

  知的障害のことがよくわかる本

 

職場の研修のため、分かりやすくまとめられている本が欲しくて購入。

 

この〇〇のことがよく分かるシリーズはイラストや具体例が多くてほんとに分かりやすいです。

 

内容は知的障害についての基礎的な知識や利用可能な制度などをまんべんなく学べます。

 

主に幼児期~学童期を中心に子どもの対応や相談対応について書かれています。

 

就学に向けての進路相談の流れや連携先などが書かれているので、そのあたりの年代の子どもとかかわっている方
(児童発達分野)は一冊持っていても良いと思います。

 

 一瞬で良い変化を起こす10秒・30秒・3分カウンセリング―すべての教師とスクールカウンセラーのために

 

 

今年度はスクールカウンセラーになってやったらこういう本を読みあさっていますが、今回はそのタイトルに惹かれて購入。

スクールカウンセリングは時として短い時間の対応を迫られることが多々あります。

短時間で効果的に気持ちを楽にできる方法が無いか探したところこの本にたどり着きました。

 

タイトルの通り、短い時間でできる関わり方や対応がわかりやすく具体的にまとめられており、事例も相まって読みやすい。

また、本も薄く持ち運びしやすく荷物にならないところもポイントが高い。

内容としては、日常的な内容からイジメ、不登校、危機介入など広くカバーできています。

 

ここに書かれていることは、ただの対処療法というよりかは関わり方の本質的なものであり、しっかり読み込み自分の型に取り組むことでよりよい支援につなげることができると思います。

スクールカウンセラーだけで無く多くの対人援助職にオススメです。

 

 

 実力も運のうち

 

 

とあるユーチューバーの紹介で興味を持ち読み始めました。

 

出自や人種性別に関係なく、才能や実力がある者は差別を受けること無くその力を発揮することができることを能力主義という。

この能力主義により機会が平等に与えられ努力をすることで学歴や収入が高くなると人々は信じているが実は、そこは平等では無い。

有名大学の学生の多くは高収入世帯が多く、学習やよりよい経験を得る機会が多く平等な競走はできていない。

 

それどころか、高所得、高学歴者は能力があり頑張ったもので低所得者、低学歴者は能力が無く頑張れていない者の構図ができてしまい、高収入な者は「実力で勝ち取った富を税金でとられるなんて損だ」と言う傲りや、「低所得者は努力を怠ったものだ」と言う軽蔑の感情を生み出し、分断を作ってしまう。このため差別を無くすための能力主義が新たな差別を生んでいる状況を作り出している現実がある。

 

この本では結局のところ格差は仕方が無いけれど、成功者に「あなたの成功は運によるところが大きいって事を自覚しな」って話です。たぶん。

 

実際、人の成功やキャリアは本人の努力以上に運や成り行きによる部分が大きいです。

いくら恵まれた才能や力を持っていてもそれを生かせる環境が無ければその力を十分に発揮できません。

また、持って生まれた才能が時代に合っているかも重要です。

例えば、漫画「ドラえもん」に出てくるのび太君は射撃の腕は超一流で設定上はゴルゴ13や次元大介よりも早撃ちができます。

しかしその才能も現代の日本ではまったく活かせず勉強ダメ、スポーツダメの劣等生扱い。

そんなのび太君ですが映画や過去に行くと大活躍!宇宙一の殺しやさんを早撃ちで倒したり、何十人のギャングを一人で壊滅させたりその圧倒的才能を発揮させます。

このように才能があるからヒーローになれるのでは無く、環境や時代背景も大きく関係しています。

実力も運のうちとは、その“実力”とされるものが発揮される環境で運が良かったという事でもあります。

この認識を見誤ると、貧困に陥っている方を努力不足であるなどの自己責任論が出てきます。

この本はそうした気づきにくく、誰もが陥ってしまうそういった偏見に気づかせてくれる本です。

非常にややっこしく、途中で中だるみしてしまいますが、読んで損は無いかと思います。

 

 

 

こんにちは、キキです。

さて、9月の3冊です^ ^

9月はFP3級の試験や、研修会の講師などいろいろとバタバタすることもありましたが、まあ楽しんでいました。

 

 

  セラピストのための子どもの発達ガイドブック:0歳から12歳まで 年齢別の理解と心理的アプローチ

 

 Twitterで見て一目惚れして衝動買いしました。

 

子どもの発達について体系的かつ実践的に学べる本。

タイトルの通り0〜12歳までの発達のポイントが分かりやすく詳しく書かれておりイメージしやすい。


心理面だけでなく身体や脳の発達もおさえているところも良い。いわゆる科学的です。


年齢別に発達の特徴をまとめた資料は非常に貴重で頭に入れておくと発達支援の場でどのような声かけをすれば良いかが理解できます。


発達心理学を学びはじめた学生から、子どもの臨床に関わる方全てにお薦めできる名著です。


 

 

 認知バイアス事典 

 

 

 面白そうなタイトルだったので購入。

いわゆる社会心理学で取り扱うような話題であるバイアスをこれでもかと言うほどまとめた本。

そもそもバイアスと言うものは偏見や先入観を元となった思い込みや誤解を指します。

人がどうして差別をするのか人と人とがわかりあえないのはなぜかを理解するにあたってもこの知識は必要です。


なかなか知らないかったバイアスもこの本で知ることができましたし公認心理師や臨床心理士の試験勉強にも役に立つのではないでしょうか。

楽しく読める心理読み物としてぜひどうぞ。



 

 筋トレが最強のソリューションである

 

 

個人的に筋トレブームなので購入。

「悩んでいる暇があったら筋トレしろ」「自分をいじめるなら筋肉をいじめろ」と終始こんなノリで話が進んでいきます(笑)


共感ポイントとしては、筋トレをすると食事や睡眠が良くなる点。筋トレをすると筋肉を大きくしたいと言う欲望が生まれます。そうなると「しっかりとタンパク質が摂れる食事をしよう」とか「しっかりと寝て成長ホルモンを促さないと」とか結果的に筋肉に良いこと=体に良い習慣を身に付けることができます。


軽快な口調で描かれており読みやすいので元気な人はぜひ読んでみて下さい。より元気になれると思います。

こんにちは、キキです。

さて、8月の3冊です^ ^

色々年ごとが立て込んでいましたが、息抜きに読書は欠かせませんね。

 

 


 

  自傷・自殺する子どもたち知り合いの心理士さんから紹介され購入。著書は自殺・自傷行為、依存症で高名な松本俊彦先生です。スクールカウンセリングの現場では自傷行為への対応は避けては通れません。自傷行為は非常にショッキングな行動のため、周囲はどう対応すれば良いのか解らず混乱し、より問題が複雑になってしまう事があります。この本では、自傷行為やそのメカニズムについて非常にわかりやすくまとめられています。また、現場でのよくある質問や、具体的な内容も書かれています。スクールカウンセラーであれば必読書です。

 

 

 

  夢を叶えるゾウ


よく読まれていると言う不純な動機で購入。


のび太くんのような主人公をガーネシア(神)というドラえもんのような救世主が、過去の偉人を引き合いに出し成功するための哲学を「課題を出す」という形で教えていくと言う物語。


ガーネシアが出す課題は一見当たり前で新鮮味がないかもしれない。

しかしながら、その教えは本質的でありまた普遍的な内容でもある。

また心理学的な観点から見ると、かなり認知行動療法的なエッセンスが含まれています。

例えば単純に「靴を磨く」などは行動活性化であるし、「運がいいと口に出す」は認知再構成に通ずる。

またそのそれぞれの課題をすることの変化を見ることで行動の実験をしているようでもある。

そういう意味ではここにある課題をこなす事は成功につながるというのも理にかなっていると思う。


カウンセリングも人生の成功も魔法のような方法で解決する事は無い。毎日の小さな積み重ねをすること。そしてそれをいかに続けることを続けやすくする環境を作ることが大切であることを改めて考えさしてくれる一冊。


 

 

 

 

 線路は続くよどこまでも

 

内容は事故で電車に轢かれ、両足と右手を失った山田千紘さんが社会に復帰するまでの軌跡を綴ったお話です。

 

この本は職場の同僚から勧められたことをきっかけに読みました。

 

著者は大きな事故に遭ったうえに、障害者年金も労災もおりないという制度の狭間にも落ちてしまいました。

 

いくつもの絶望がある中、かけがえのない出会いを大切に前を向いて進んでいく様は非常に力強く感じます。

 

この本を読んで、感じたことは人はやはり一人では乗り越えられそうにも無いことを、人の力を借りることができれば乗り越えることができると言うことです。多くの人へ依存することこそが自立への道であり、それはまたお互い様であると言うことを強く感じさせられました。

 

著書自体は非常に読みやすい文章となっているので、読みやすくオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、キキです。

さて、7月の3冊です^ ^

 

 

 

 

  3ステップで行動問題を解決するハンドブック―小・中学校で役立つ応用行動分析学 

 

 

 

 

 わかりやすく応用行動分析を説明するための資料として購入。大久保先生の研修は何度か受講したこともあるのですが、非常にわかりやすく実践的にお話をされるので本当にオススメです。

この本のはじめに書かれている「なぜできないの」を考える視点は多くの人に共有したい内容です。

具体的には、まずその行動ができない理由を

 

 

1.今何をするかが理解できていない

2.それをするための技術や学習経験がない

3.やることもわかっていて力もあるがやる気がない

 

の3つの視点から捉え、その状況に応じたアプローチを提言されています。

 

読みどころ

支援対象者がどの状況にいるのかを適切にアセスメントする事は何よりも大事なことです。そのアセスメント方法についてもこの書籍では丁寧に書かれており、さらにはケース別に実践的な応用行動分析の技法を紹介されています。

 

本書は小中学校で役に立つとありますが、成人の現場でも十分に活用できる内容だと思います。

 

 「応用行動分析に興味はあるんだけど難しいんでしょ」と思っている方にはお勧めの1冊。

 

 

 アフリカ少年が日本で育った結果

 

 

 

 

 最近アフリカに関するYouTubeや書籍を読み漁っているので面白そうだと思い購入。

 アフリカ生まれの少年が日本とアフリカを行き来している中で感じた文化のギャップや共通点をコミカルな漫画で鮮やかに描かれています。

 

印象に残った話では、アフリカ出身のお母さんとテレビを見ると「あれ(ニシキヘビ)食べたことある」、「クロコダイルは美味しかった」等、動物ドキュメンタリーがグルメ番組になる話にはクスリと笑いました。

まあ、日本人もテレビや水族館で魚を見ると「これは高級魚だ、煮つけが美味い」と言ったり、山でキノコを見つけると「これは味噌汁に入れると良い」って話題が出るんですけどね。

結局、美味い食べ物の話題は万国共通で盛り上がるって事です。

 

国際的多様性を学べると言う意味では教材としても優れていると思います。ぜひとも子どもと一緒に読んでみて、いろいろと意見を交換してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 また、書籍とは逸れますが、アフリカ関係で最近は原寛太さんのYouTubeをよく見ている。アフリカでの支援経験をもとに鋭い視点でアフリカを始めとする世界の貧困や紛争等について説明されている。社会問題に興味がある人はぜひ見て欲しい。

 

 

 

 

 よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑

 

 

 

 

話題書であり、いろいろなYoutuber さんも紹介していたので物は試しと思って読みました。

本書は日常何気なく使っているよけいな一言(イラッとしたり、もやもやしたりする言葉)を

好かれるセリフ(腑に落ちる、すっきりする言葉)に変えることを目的としています。

 

言い換えの例には、

 

「ちょっといいいですか→10分ほどお時間ありますか?」

 

「ちゃんとしてください→作業は○○までしてください」

 

などがあります。

このような言いかえが仕事や子育てなど場面別に紹介されており、ポップな漫画も描かれているので読みやすい。

 

ここにある言葉を実践すると、指示が具体的で明確になり、やる気を示す言葉(チェンジトーク)、も引き出せそうです

就労支援や子育て支援など支援者にとっても活用できる本だなと思いました。

言葉の引き出しを増やすにはもってこいです。

一般向けで分かりやすいので、会社の管理職や保護者などにも紹介しやすい本です^^