お盆明けの本日
ベランダに蝉がひっくり返って
落っこちていました。

我が家はマンション高層階
風に飛ばされて来たのでしょう。

生きてるのかな?
何処かに飛んで行ってくれないかな?

そう思いつつ
暫く様子を見る事にして
数十分後
ふと見ると
蝉は脚だけをバタつかせて

必死にもがいてた。

生きてるんだ。
まだ生きたいんだ。

ここにいたら、直射日光浴びて
弱って干からびそう...

あっ!っと思い
愛鳥の新盆にお供えした
とうもろこしを
急いで持ってきて
実を外しました。

完全に自己流判断ですが
とうもろこしの芯に、薄いお砂糖水を浸して
蝉に近づけたら
芯に乗った‼︎‼︎

なので

日陰の部分に置いておきました。




暫くすると冒頭の写真のとおり

プランター台によじ登りだし
登っては落下の繰り返しです。


とうとう再びベランダの床に

落下。


再びとうもろこしの芯で支えて
今度は植木鉢の上に置きました。
でも
同じ事の繰り返し。

もう

自力では飛んで行けないですね。

そこで
ご近所の広い公園の木の元に
置いて来る事にしました。

置いたのはある大樹の根元。

落下しても地面には根っこもにょきにょき。

又は土の上。


再び一生懸命
登り始めました。

力を振り絞って
上へ上へと目指すのですね。


「蝉さん頑張るねぇ。
お空に帰った時は
うちのインコちゃんを訪ねて
お供えのとうもろこし(芯だけど)
貰ったよと伝えてね」

と、別れを告げて来ました。


さよなら


さて愛鳥さんの新盆は

きっと帰って来てくれたと信じたいです。


お盆は昨日まででしたが

実は今朝、別のもう1羽の子を放鳥して

いた時、その子がジーっと私を見つめる

視線に気がついて

その子を見ると

私を見つめる瞳がまるで昨年亡くなった子の

眼差しそのままでドキッとしました。


あの子が乗り移ったみたい...

こんな風に思う事は

初めてで驚きました。


あの子は食いしん坊だったから

お供えのご馳走を食べていて

お空に帰るのが少し遅れたのかな。


僅か数分の出来事でしたが

懐かしい瞳と見つめ合い

再会した気持ちになりました。

とても嬉しかったです。

有難う。