前回のあらすじ

ぬるシム

……え?

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ぬるシム

でもせっかく作ってくださったんですし、食べなきゃもったいないですよね。
それにミヤコさんだって食べてるんだし。

ですよね!ミヤコさん!って、


ぬるシム

うわぁ……不安そうに食べてます。
もしかしてミヤコさんも自分の作ったものが信用できないんじゃ…?
そんなことは無いですよね!そうだと言って下さい!

とりあえず頑張って食べてみます!
もしかしたらすっごくおいしいかもしれないですし!


ぬるシム

食べてみたのはいいですけど……
なんか魚の食べれない所の味がします。
それにワッフルなのになんかベチャベチャしてます。
これ、半生なんじゃ…。

く、口の中で、でろでろのぐちゃぐちゃに…!
飲み込むのがツライなんて、初めてです。
涙が出てきました。


ぬるシム

「どう?まぁあんまり美味しくないけど。」

「そ、そんな事無いです!
離乳食みたいに柔らかくて食べやすいですし、味も塩味でへ、ヘルシーです!
個性的です!」

「……それ褒めてないよ。」

やっちゃった…!

「別にいいけどね。あ、お皿は自分で洗ってね。」

「はい…」


ぬるシム

やっと食べ終わりました。まだ口の中がイガイガしてます。



ぬるシム

こんにちは。引っ越し先のおうちにやってきました。


ぬるシム

……なんというかこじんまりとしていて、とても二人で暮らすとは思えない小さい家です。
個性的ってこういう事を言うんですよね?

とりあえず中に入ります。

ぬるシム

「やあ!待ってたよ!
僕がこの家の大家兼同居人のミヤコ・キョウだよ。
気軽にミヤコって呼んでね」

男の人…でしたか。でもなんだか気さくでいい人そうです。

「あまりにも遅いから待ちくたびれて先に食べちゃう所だったよ。
これ、ワッフルだけど食べてね。」

料理まで用意してくれてるなんて…!
最初は不安でしたけどミヤコさんなら安心できそうです。

「ありがとうございます!早速いただきます。」


ぬるシム

……え?


ぬるシム

これ大丈夫なんですか?






ぬるシム

俺、ミヤコ・キョウ。生涯願望もとっくに達成しちゃったから暇でしょうがない。
とりあえず今流行ってるらしいからやってみようかな―なんて軽い気持ちでシェア生活を始めた。

同居人の名前は「アキラ・オオトリ」……男だよな?


ぬるシム

今は歓迎の気持ちを兼ねて振る舞う予定のワッフルを料理中。
でも俺あんまり料理得意じゃないんだよね。
作っても「恐ろしい」物しか出来ないんだよ何故か。


ぬるシム

出来たみたい。

ぬるシム

だけどまぁ、案の定品質は「恐ろしい」……はぁ何がいけないんだろ?




ぬるシム

初めまして、皆さんこんにちは。
私はアキラ・オオトリと言います。

幼いころからの夢、作家を諦められずに勘当当然に家を飛び出してしまいました。
…今思えばどうして後先考えずに行動したのかが不思議でなりません。

とりあえずはどこかに泊まりたいです。



ぬるシム



泊まった先で見つけた一つの賃貸情報……


クローバーのどかな自然の中で暮らしてみませんか?クローバー
リバービューで楽しいシェア生活!!(プライバシーは厳守されます)


  
立地条件もそこそこだし、家賃も安い。
何しろリバービューは住みたかった所!
一人暮らしは寂しいかな……なんて考えてたからシェアもいいかもしれない。

大家さんは「ミヤコ・キョウ」……女の人かな?それなら安心かも。
よしっ!ここに決めました!

早速行ってみます!







ぬるシム

アキラ・オオトリ

おそらくこの物語の主人公。
作家になるためにド田舎からちょっと田舎なリバービューに引っ越してきた。
ミヤコと不本意だがシェア生活をしている。
夢は売れっ子作家になって素敵なだんなさんと子供たちと一緒に幸せに過ごしたい。
………という設定w

特性は作家になるためにそれっぽいのをいくらか入れておいた筈。




ぬるシム

ミヤコ・キョウ

清純で美青年オーラ(笑)を放っているが実際はただの女好き。
付いてなければ揺り籠から墓場までストライクだよ!がモットー。
こちらも不本意ながらアキラとシェア生活中。

ちなみに生涯の願望は達成済み(恋愛よりどりみどり…だっけ?)
特性はいかにもなものが多い。筈。
写真写りが悪い。