舞の会 -14- 月冴えてさすが!!月冴えて/細川たかし小高き丘に登りきて 望めばはるか古戦場人馬の嘶 今はなく 落ち葉を踏みしめ ゆく秋に 照らすは青き月ばかり風に吹かれる木の葉のごとく 人間一生 夢うたかた…苔むす城の石垣は 虫さえあわれ すすり泣く想いを残して倒れ伏し 無念の涙か武士の 草葉に光る夜の露昔を偲びたたずめば 木立をわたる風の音今宵もきらめく星屑は 行きてはかえらぬ人の世の悲しき夢の宴歌