諸生に示す 安積艮齋 | お山の杉の子

お山の杉の子

詩吟・なんの負けるか今にみろ…

愛連の決勝で初めて聴いた詩で、詩吟学院の教本には載っていない。
詩文を見て笑ってまった。

 諸生に示す 安積艮齋(あさかごんさい)
君を戒む見る勿れ墨陀の花 花下の美人に花も華を遜(ゆず)る
君を戒む見る勿れ墨陀の月 月下の少婦に月も潔を恥ず
先哲陰を惜しみ勤めて精研す 何の暇あってか花月流連に耽(ふけ)らん
吾(われ)書生を閲(けみ)する三十年 志業多くは花月に因って捐(す)つ

説教の詩だそうです。
昔、隅田川には美人がいっぱいいたようだ。
花町にひたらず勉強しなさい!

$お山の杉の子-諸生に示す←吟道範典 クリック拡大

頼山陽も18歳で江戸に勉強に行ったが、放蕩生活を送り1年で帰ってきてしまった。
梁川星巌も20歳で江戸に行ったが、遊びまくったのか、借金を重ね、故郷の太随和尚に宛てて、血判を押した起請文という誓約書を書いた。梁川星巌記念館で見てきたことがある。

頼山陽は、安積艮齋より10歳上。
梁川星巌は、安積艮齋の2歳上でほぼ同じ年齢。
説教は、できなかったんだニコニコ

いつの時代も女性は、こわいもんなんじゃなあ…(^_^;)
拙者、すぐ、ふらふら~となってしまうシラー