その人が”雨四光”という役が好きだと言うのですが
僕はルールがさっぱり分からなかったので
早速文明の利器を用いてwikipediaで調べてみることに。
この雨四光という絵札・・・
なにやら烏帽子を被った男性としだれ柳と川の流れ、そして蛙?のようなもの
が描かれている様子。
どうやらここに描かれている人物、小野道風というらしい。
そこでさらに辿っていくと興味深い逸話が載っていたのでご紹介しよう。
道風は自分の才能のなさに自己嫌悪に陥り
書道をやめようかと真剣に悩んでいる程のスランプに陥っていた時のこと
ある雨の日散歩に出かけていて
柳に蛙が飛びつこうと何度も挑戦している姿を見て
「蛙はバカだ。いくら飛んでも柳に飛びつけるわけないのに」とバカにしていた時
偶然にも強い風が吹き発心し、柳がしなり、見事に飛び移れた。
これを見た道風は
「バカは自分だ。蛙は一生懸命努力をして偶然を自分のものとしたのに、自分はそれほどの努力をしていない」
と目が覚めるような思いをして、血を滲むほどの努力をするきっかけになったという(wikipediaより引用)
何をしてもうまくいかない、もうだめかも・・・
そんな挫けそうになったときに
この逸話を思い浮かべると持ち堪えられそうな気になりますね。
それどころかもっと上を目指してやるっ!という無限の向上心さえ湧かせてくれる、そんな気さえします。
ちなみにこの道風さん、今では『書道の神』などと称されているようです。
誰にだって平等にチャンスは与えられている。
何事にも状況を楽しむぐらいの心持で臨んでいきたいものです。
