鎖肛手術についておひつじ座
流れ星前編 (診断~手術~退院)

ひつじちゃんは
生まれつきおしりの穴が塞がった
【鎖肛】という疾患を持って生まれました。

診断名は【鎖肛・肛門膣前庭瘻】です。

鎖肛は高位・中位・低位に分類され、その程度によって術式や術後の管理方法が異なります。



ひつじちゃんの場合は、
✅肛門から約1.4mmのところまで直腸が降りてきていたこと。
✅膣前に瘻孔という小さな穴があり、そこから排泄できていたこと。
これらから【低位鎖肛】に分類され
自力で排泄ができていたため、症状は鎖肛の中では比較的軽度でした。



ひつじちゃんは鎖肛の他にも先天性心疾患を持って生まれたので、先に心臓の手術をして離乳食が始まる前には鎖肛の手術をすることになっていました。


手術方法は【肛門形成術】
膣前の瘻孔を閉じ直腸を肛門に繋げて、正しい位置に肛門を形成する方法です。

手術時間は4時間程度。
手術は全身麻酔下で行うので挿管が必要で、術後すぐ抜管(自発呼吸)できるか?少し心配していましたが、問題なく抜管でき手術翌日には小児病棟に戻ってきてくれました花


丸レッド栄養について
術後翌日~4日目まではミルク止め手
24時間点滴で栄養を取っていました。
術後5日目から1日10ml/回 ずつ増量して飲んでOKになり、術後10日位で入院前と同じくらいの量のミルクが飲めるようになっていましたミルク (経口➕経管栄養)
ミルクがしっかり飲めるようになったタイミングで点滴も外れましたブルー音符



丸ブルー固定について
術後すぐ~術後6日目まで
マーメイド肢位という、両足を伸ばしてタオルでぐるぐる巻きにした人魚おとめ座のような姿で過ごしました。
足をバタつかせたり、大きく平げたりして創部が開いてしまうのを防ぐためです電球


本人は動きたそうだったけど、マーメイド姿も可愛かった..ニコニコ(親バカ)




丸ブルーおしりの傷について
手術で肛門周辺を2cm程縫ったので
術後自力で排便できるようになってからは
排便の度に洗浄➕亜鉛華軟膏を塗布。

傷口は溶ける糸で縫ってあるそうで抜糸いらずOK
傷を早く治すスプレーを1日2回噴霧してもらっていました。



後編へつづくおひつじ座