クリスマスに心温まる お話 | 人と木 《末期ガンと暮らす日々》

人と木 《末期ガンと暮らす日々》

2014.1月 乳ガン ステージIII診断から無治療を選択。
(既にリンパ節 複数転移)
2017.12月 ステージIV診断、左肺胸水、胸膜、多発骨転移。
(首〜肩、脇腹、右胸にかけても複数腫瘍)緩和ケアのみ。
2018.10月 ホスピス入院、ホスピスライフを綴ります。

クリスマスに心温まる お話を
お届けいたします。

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ご存知の方も
たくさんいらっしゃると思いますが、
今から100年以上も前のお話です。

ニューヨークに住む8歳の女の子が
新聞社(The New York Sun)に出した
「サンタクロースっているんでしょうか?」
という一通の質問の手紙に、
ベテラン編集者のFrancis P.Churchさんは
とても素敵なお返事を書きました。

しかも、同紙の社説で、です!
この社説の文章は、
最初に掲載された1897年からその後毎年、
1949年にThe New York Sunが
休刊するまで再掲載され続けました。
今日はこの大きな話題と感動を呼んだ
素敵な社説をご紹介します。


まずは事の発端となった
8歳の女の子からの手紙をどうぞ…。




Dear Editor

I am 8 years old. Some of my little friends say there is no Santa Claus. Papa says, “If you see it in The Sun, it’s so.” Please tell me the truth, is there a Santa Claus?
Virginia O’Hanlon

(和訳)
編集長さま、わたしは8才です。
わたしの友だちには、
サンタクロースなんていないんだと
いっている子がいます。
お父さんは
「サン新聞に問い合わせてごらん。
新聞社のひとが
サンタクロースがいるというなら、
たしかにいるんだろう」
と、いいました。
ほんとうのことをおしえてください。
サンタクロースって、
ほんとうに、いるんでしょうか?


後に大人になったバージニアちゃんは
当時の経緯をこう回想しています。

「私の家庭では、
単語の発音や歴史の事実など、
どのような疑問でも
サン新聞の質問と答えのコラム
(Question and Answer column)に
手紙を送る習慣がありました。
父はサン新聞がそう言うなら、
確かにそうなのだろう、
というのが口癖でしたし、
いつもそうして疑問を解決してきました。
だから、このときもいつもの通り、
父にサン新聞に聞いてみることにしたのです。
父は、『それはいい、サン新聞は正しい答えを
いつものように教えてくれるはずだよ』
と私に言ったのです。」

なんとまぁ、
お父さんは8歳の女の子に、
分からないことがあったら
新聞社のコラムに質問の手紙を出すように
普段から言い聞かせてきたのですね。
これはこれで色んな意味で凄いなと思います。
ということはバージニアちゃんは
いつも新聞を読んでたということですからね、
8歳で!子ども電話相談室みたいな感じに
なっていたサン新聞もたいしたものですね。
まさかそこまで頼りにされているとは
新聞社の方々も
考えてなかったんじゃないでしょうか(笑)
さて、それでは、
この「サンタさんっているんでしょうか?」
という質問に
サン新聞が何て答えたのかみてみましょう。


Virginia, your little friends are wrong. They have been affected by the skepticism of a skeptical age. They do
not believe except they see. They think that nothing can be which is not comprehensible by their little minds. All minds,Virginia, whether they be men’s or children’s, are little. 
In this great universe of ours, man is a mere insect, an ant, in his intellect as compared with the boundless world about him, as measured by the intelligence capable of grasping the whole of truth and knowledge.

(和訳)
バージニア、
あなたのお友だちは間違っています。
疑い深い年頃に特有の疑い深さの
影響を受けているのです。
見えるものしか信じないのです。
そのちいさな頭で理解できるもの以外は
存在しないと思っているのですよ。
バージニア、すべての人々の考えは、
それが大人であっても子どもであっても、
小さなものなのです。
真実や知識の全てを
把握するだけの知性によって測れば、
この広い世界の中で、人は単なる昆虫、
そう、まるでアリのような
知性しか持ち合わせていないのです。

Yes, Virginia, there is a Santa Claus. He exists as certainly as love and generosity and devotion exist, and you know that they abound and give to your life its highest beauty and joy. 
Alas! how dreary would be the world if there were no Santa Claus! It would be as dreary as if there were no Virginias. 
There would be no childlike faith then, no poetry, no romance to make tolerable this existence. We should have no enjoyment,
except in sense and sight. The external light with which childhood fills the world would be extinguished.


(和訳)
バージニア、
サンタクロースはいるのですよ。
目には見えないけれど、
愛や、優しさや、誰かのために
尽くす気持ちが存在するのと同じように。
あなたもこういったことが
どんなに豊かなもので、
あなたの人生に最高の美しさと喜びを
与えてくれることを知っているでしょう。
そうです!
もしこの世界にサンタクロースが
いなかったら、どんなにつまらないことか!
それはこの世にバージニアがいないのと
同じほどつまらないことです。 
そんな世界には、
子どもらしい信じる気持も、
私たちに生きる望みを与えてくれる
詩も夢もありません。
目に見えるものにしか、
楽しいと感じることが
なくなってしまうのです。
子ども時代を満たしてくれる
外から包み込んでくれる光が
消えてしまうことになるのです。

Not believe in Santa Claus! You might as well not believe in fairies. You might get your papa to hire men to watch in all the chimneys on Christmas eve to catch Santa Claus, but even if you did not see Santa Claus coming down, 
what would that prove? Nobody sees Santa Claus, but that is no sign that there is no SantaClaus. The most real things in the world are those that neither children nor men can see. Did you ever see fairies dancing on the lawn? 
Of course not, but that’s no proof that they are not there. 
Nobody can conceive or imagine all the wonders there are unseen and unseeable in the world.

(和訳)
サンタクロースを信じないなんて!
ならば妖精の存在も信じてないのですか。
パパにお願いして
全ての煙突を見張らせる人を雇い、
クリスマスイブに
サンタクロースを捕まえようとして、
それでもサンタクロースが
見つからなかったとしても、
サンタクロースは街にやってきているのです。
なぜそうだと分かるのかって?
サンタクロースを見ることは
誰にもできないのです。
でも、それでもサンタクロースが
いないということにはなりえません。
この世で最も本当のことは
大人にも子どもにも見えないものなのです。
芝生の上で踊っている
妖精を見たことはありますか?
もちろん、ないですよね、
でも、だからと言って
そこに妖精がいないという証拠なんて
ないのですよ。
この世界にある、
見えないものや見ることのできないものが
持つ不思議な魅力の全てを知っている人も、
いや、それら全てを想像できる人ですら、
ただの1人も存在しないのです。

You tear apart the baby’s rattle and see what makes the noise inside, but there is a veil covering the unseen world which not the strongest man, nor even the united strength of all the strongest men that ever lived could 
tear apart. Only faith, poetry, love, romance, can push aside that curtain and view and picture the supernal beauty and glory beyond. Is it all real? Ah, Virginia, in all this world there is nothing else real and abiding.

(和訳)
あなたが赤ちゃんのガラガラを
ばらばらにして、
ガラガラと音を出すものを
見ることができたとしても、
まだそこにはベールに包まれた
見えない世界があるんです。
そしてそのベールは、最強の男が、
いや、これまで歴史上最強と言われた人々が
束になってかかっても
破ることなんてできないのですよ。
唯一、信じる心、詩、愛、
ロマンスといったものだけが、
そのベールを押し開いて
その向こうにある言葉に表せないほどの
美しさや栄光を見せてくれるのです。
えっ、それって本当なのだって?
ねぇ、バージニア、
この世界には、これ以上に
真実で永遠なものなんてないんですよ。

No Santa Claus! Thank God! he lives and lives forever. A thousand years from now, Virginia, nay 10 times 10,000years from now, he will continue to make glad the heart of childhood.

(和訳)
サンタクロースがいないなんて!
なんてことでしょう!
サンタクロースはいるのです。
そして、永遠に生き続けることでしょう。
バージニア、今から千年後、
今から千年の十倍のまた十倍の後になっても、
サンタクロースは
子どもの心を喜びで満たしつづけるのですよ。


この社説を書いたFrancis P. Churchさんは、
New York Timesで南北戦争の報道を
カバーした後New York Sunに移り、
20年もの経験を持つのベテラン編集者で、
当時、社説の論説委員でした。
バプティスト派(クリスチャン)の
聖職者の父を持っていたこともあり、
特に神学に関係した論説に
定評があったそうです。
バージニアちゃんからの
手紙を受け取った彼は、
この小さな少女からの
素朴な質問に真剣に向かい合い、
このお返事を書き上げたのです。

成長したバージニアちゃんは、
その後、ニューヨーク市内にある
Hunter Collegeを21歳で卒業すると、
Columbia大学の大学院で修士号を取得し、
1912年から教壇に立つ先生となりました。
最終的には校長先生にまでなり、
47年も教育者として活躍しました。
1971年5月、81歳で生涯を終えるまで、
彼女はこの8歳のときに書いた
手紙のことを知った人々から手紙を受け続け、
そのお返事には必ず
Francis P. Churchさんの
社説のコピーを添付していたそうです。



                                 

この お話は、
大人に読んでもらいたい お話ですね

物質的に恵まれた世の中、
インスタ映えする目の前の素敵なものに、
ふとすると価値を見出してしまいそうな
そんな毎日ですね。

でも、大切なものは目に見えない。

失くしてから解ったりするのかも

今、この言葉が、とても重く感じます。



昨晩、モルヒネのお世話にもなったので、
少し夜中に起きていました。
酵素浴で少し温まり、再度 休みました。
朝まで、ぐっすり眠れました。
でも、ゆっくり寝すぎてしまい、
今度は、ロキソニンが切れました!


モルヒネで、左胸の重だるさは解消される。
ロキソニンが切れると、骨転移の痛みが出る。

何とも上半身が、左右で微妙に
ズレている  感じ?

でも、体温も今までと同じく高めをキープ!
食欲もあり、普通に動けています。



只、重い物を持つのはもちろんの事、
洗濯機の中の物を取り出す時、
低い場所に置いてある物を動かすなど、
微妙に腰を下げるのが、少し辛いかなぁ。


窓の外は、かなり雨が降っています。

雨も悪くないなぁ…。

                                 

個人記録として、
記事をアップしております。

ガンの無治療に関しては、
賛否両論あるとは思いますが、
大人の わたしの選択です。

このブログ自体は、
ガンの無治療を薦めるものではありません。

命に関わる事になる 個別の質問などには、
お答えは出来ませんので御了承ください




女子の温活目標   平熱 36.5度キープ
起床時、就寝時、ゆっくり白湯を飲む
普段から温かい飲み物で内側から温める
絹の肌着(温かいです)
重ね履き靴下(絹、綿、絹、綿かウール)
腹巻き(綿、可能なら絹)
身体に直接、身に付けるものは天然素材
外出時はカイロで保温、マスクで喉を保護
就寝時は湯たんぽで下半身を温める
家の中でも、スクワットなど筋力維持を
丹田、肝臓、腎臓の辺りを温める
酵素風呂、陶板浴、温泉、温熱器、温灸


いいね! どうもありがとうございます



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