Four Seasons Hotel BostonのBookmark
表 裏
当時勤務していた米国の学術論文記事データベース会社の営業会議でボストンのFour Seasons Hotelに2015年〜2018年の間4回宿泊した。時期は主に1月の寒い時期が多かったように思う。ホテルの宴会場(ボールルーム)で全体会議を行い中小のミーティングルームで分散会、ボストン地域以外からの参加者は宿泊もこことなる。ちなみにこれは医学系・企業系マーケットの営業会議であった。大学や研究機関向けの営業会議は別の日程で米国以外の国や米国でも他の州で行われたりしており、医学系の営業社員諸君は「またこの寒い時期にまたBostonか・・・」と不評を買っていたのも事実であった。私自身もBostonには毎年のように会議や研修で2000年から何回も来ているがFour Seasons Hotelが会議場兼宿泊場所となったのはおそらく2015年以降である。それまでも、<Omni Parker Hote>l, <Westin Hotel Boston>, <Boston Marriott Copley Place>, <Boston Marriott Long Wharf>などの比較的高級なホテルが会議会場兼宿泊所になっていた。社員の数が飛躍的に増える前はインターナショナルの括りで(北米以外の各国)会議が催され、会議は基本的には本社内の会議室で行われ宿泊は周辺の中規模のホテを利用していた。(本社はBoston中心地から車で40分くらいの小さな町)。なんでも噂によると本社のマーケティング部門がFour Seasons Hotelとお得な契約をして世界各国いずれのFour Seasons Hotelでも会議等の際には有利な条件で使えるように2014〜2015年頃からなったとのことだった。ロサンジェルスの<Four Seasons Beverlly Hills>やオーストラリアの<Four Seasons Sydney>も会議で利用したことがある。確かにFour Seasonsは高級ホテルチェーンではあるが、ボストンのそれはやや古い建物の印象でそれほどの「豪華さ」はなかったように記憶している。毎朝ホテルの一階に設置された無料のコーヒーマシーンはありがたかったが。
そのボストンFour Seasons Hotelに何回目に泊まったときかは定かでないが、部屋のデスクの引き出しにホテルのロゴ付きの便箋とか封筒とかと一緒に上記の栞(Bookmark)があった。日本の栞の感覚より大きめのもので9cm X 13cmくらい。アメニティの一種でちょっと洒落た感じだったので日本に連れ帰ることにしてパソコンバッグに入れた。それを帰国後に東京のE社日本ブランチの私のデスクの中に放り込んでいたのを、2020年6月末の退社後に他の私物と一緒に家に持ち帰った段ボール箱に入っていたようだ。それを何気なく栞として使っていたのだが、ある時ふと書かれている英文が気になって調べてみることにした。
<日本語にしてみる;1>
上記写真の左側、READ TO FEED YOUR SOUL。「読書であなたの心に栄養を」では「いつも心に太陽を」みたいでしっくりこない。ちなみに「いつも心に太陽を」はシドニー・ポワチエ主演の映画で主題歌をルルが歌って日本で大ヒットした。原題が "To Sir, with Love" だったとは今回調べて初めて知った。日本の映画配給会社恐るべし。ビートルズの「抱きしめたい」や「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」「涙の乗車券」などもあったな〜。日本のレコード会社(東芝EMI )がこれらの邦題を付けたそうだ。当時はあまり気にもならなかったが、今から見ると超意訳の邦題にし放題。
ということで、Read to feed your soulのしっくりくる日本語訳を求めて翻訳ソフトを使ってみた。検索は全て"feed the soul"で。
*まずはDeepL;「魂を込める」→ 何だか違うような。
*次はGoogle翻訳;「魂を養う」→ ちょっと近づいたか。
*3番目は翻訳ソフトではないが英辞郎on the Web Pro;「魂を満たす。・に栄養を与える」→ 魂を満たすは良い感じかもしれない。
*最後はアプリ名は分からないがiPhoneに付属している無料翻訳アプリ;「魂を養う」→ Google翻訳と同じだ。
結局のところ正解というのはもちろん無いのだが、英語のままがしっくり来るというオチになってしまう。そこを敢えて、『読書で魂を満たそう』なんてどうでしょうかね。
このFeed your Soulというフレーズをググっていると、これは英語圏では普通に使われている表現であることがわかってきた。Amazonでも色々な本やCDが出ている。勉強になります。
<日本語にしてみる; 2>
さて上記写真右側。どちらが裏か表か分からないが。A BOOK IS A DREAM THAT YOU HOLD IN YOUR HAND。実はこれが本命で色々と調べてみた。但しネット上でのことではあります。
そのフレーズの下にNEIL GAIMANと書かれている。この人がこのフレーズを書いたということか。このニール・ゲイマンはイギリス生まれの作家でSFファンタジーやコメディー、またコミックの原作や脚本なども書く現代の人気作家だそうだ。もののけ姫の英語版も書いている。私はよく知らなかったがファンの方からは怒られそう。これもこのままのフレーズを翻訳ソフトにかけてみた。
*DeepL;「本は手に取るようにわかる夢のようなもの」これは違うな。
*Google翻訳;「本はあなたが手に持つ夢です」ベターかな。
*iPhone無料アプリ;「本はあなたが手に持っている夢です」やっぱりGoogle翻訳に近い。
続く・・・
