テレビ番組を見ていて心に響いた言葉がある。
ポツンと一軒家という番組を見ていてのことだが、文字通り山奥のポツンと一軒家にテレビ局の一行が訪れた。そこには介護職をつとめながら200年続く家を守っている女性がいた。
二七歳の時夫を亡くし、三人の子どもを抱えて郷里の一軒家に帰ってきた。学校に通うには徒歩で数キロの道のりを歩かなくてはならないが、当時生きていた父親が車で孫の送り迎えを担当してくれたそうだ。看護師をしながら子どもの送迎は無理だったので父親が学校への送迎をしてくれたことは大変に助かったそうだ。

その父親の亡くなる一年前の言葉が次のような言葉だった。
「幸せじゃったのう
わしは金も何も無い貧乏人で頭の切れも無いけど孫には恵まれた。
子どもの送り迎えができて、それが何よりも幸せじゃった
おおきなわしの宝じゃ」と言ってくれたということだ。


子育てを幸せと思う慈しみ、そういう大人に育てられた子どもは大きくなって、子や孫ひいてはよその子にも暖かい心を注ぐ人になると思う。そういう心のバタンタッチが幸福な社会を造るのだと思う。


ポツンと一軒家の主は亡き父が子供達の通学に多大な貢献をしてくれたことに大恩を感じていた。そして200年続いた家を最後看取る日まで守り切る事を決意していた。


 

 

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