今朝のNHKニュースによると、外米の輸入が増えているそうだ。


民間業者が輸入する場合、1キロあたり341円の関税がかかるとか、それだけの大枚をはたいても尚国内の市場価格よりも安いという。

今年1月から先月までの輸入量は累計9万2915トンで去年同期比104倍となっているという。

国内の米価を仮に5キロ4000円として計算してみると、キロあたりは800円になる。5キロ4500円で計算すればキロあたり900円となる、5000円ならキロあたり1000円。

では実際外米は幾らなのか


関税抜きの外米の値段をAIに聞いてみた。

キロあたりで計算すると次のようになる。


タイ産95~  120円

ベトナム産85~110円

中国産150~170円


これに高いほうの価格に関税を上乗せすると次のようになる。

タイ産461円 ベトナム産 451円 中国産 511円

5キロ換算すると

タイ産2305円

ベトナム産2255円

中国産2555円

これに小売の利益等を上乗せさせるとしても国内産より安いのは間違いなさそうだ。

これじゃあ外食産業等は外米を買うだろう。一般消費者もスーパーの棚に安い外米があれば、それを買う人は多いと思われる。その結果5キロ4000円を上回る国内産米は店頭の棚ざらしになる。


農水大臣は米の市場価格には干渉しないと言っているが、そうもいかない事情がある。年を越えれば新米は途端に古米になり、精米している店頭の米は売れないからと言って売れるまで、ずっと棚に陳列しておく訳にはいかない。

 精米後の賞味期限は冬場で二ヶ月くらいらしい。


どうやら売れない米は値段を下げてでも売らざるをえなくなりそうだ。暴落は必至。


農水大臣の、おこめ券を配って高い米を国民に買ってもらって棚ざらしの米を消化させようという目論見は自治体の不評で挫折してしまった。


米は政策で適正価格に安定させる事が消費者と生産者の両者の幸福に繋がるのではないかな。

市場価格に干渉しないと言ってる限り、誰も幸福になれないと思う。


引用したニュース

https://www.web.nhk/tv/pl/schedule-tep-g1-130-20251226/ep/K8R43ZMWW6