このような装飾を当時の琉球人が発想しただろうか?
勝連グスクの「一の曲輪(最頂部にある曲輪)」のアーチ門に施されていたとされる装飾。
こんなデザイン他のグスクでは見ることはできません。



思い付きが許されるのならば、ローマに通じるものを感じます。

アンカサス模様です。
といいますのも、四の曲輪で4世紀のローマコインが複数見つかっています。

14世紀~15世紀と考えられる地層からですので、勝連グスクの最盛期、阿麻和利の時代とも考えられるわけです。
勝連グスク独自の意匠だといえると思います。
このデザインを知るだれかが海を渡って来た?コインの主?

阿麻和利とは、「天より降りた」という意味で、伊波普猷は戦前「あまわり加那」という語を採集しています。
加那は阿麻和利の、童名。
謎が深まるばかりで、わくわくしますね