5月5日

子供の頃はお小遣いを少しもらったりチマキを食べたりして、とても楽しかった。
関西では長いチマキだったけれど関東に住むようになってからは柏餅。
どんどん生活は便利になってスーパーやコンビニで2色の餡の入った柏餅を買う頃には
こどもの日の楽しみは色褪せていた。
考えたら自分には子どもの頃の思い出が一杯あるのに、自分の子供には何をしてやっただろう。
もっと子育てを大事にすれば良かったと後悔する。
今や子ども達は大人になって社会に揉まれて苦労し余裕の無い生活を送っているようだ。
親になってみて子どもへの心配ごとは尽きないことを知る。
駐在地には家族で赴き、いつも家族一緒に生活した。
子どもが赤ちゃんの時でも、抱っこ紐や世界最軽量ベビーバギーを使いこなして、中国の各地へ旅行した。
大きくなった子ども達は写真を見てももう、小さかった頃の事は覚えていないので
親の自己満足だったのかもしれない。
私と夫の胸の中には子ども達の思い出が一杯あり、今も彼らと接する時に
彼らの性格や喜びが分かる。
それぞれの個性は子どもの時から変わっていない。
彼らの一生が子供の頃の土台から築き上げられていることが明らかだ。
もう今では彼らは子供ではないのでお祝いをしない。
こどもの日の思い出があるだけだ。