メダカが全滅
四日ほど前、庭のメダカに餌をやったときに、メダカが一匹も姿を現しませんでした。
その翌日も。その後も。
おかしい。藻に隠れているのかと探しましたが、十数匹いたメダカが一匹もみえない。
近くを見回すと、敷石の上に動物の糞が落ちていました。
一体、何があったのだろう。
猫の犯行か?
こういう場合、真っ先に疑われるのは、野良猫の犯行ではないか、ということです。
しかし、猫は水に濡れるのが嫌い。水中の魚を捕まえて食べるなどということは、まずしない動物なのです。
敷石の上に図々しく糞をしたのも猫とは思えません。
猫は、ちゃんと糞を隠していきます。
犯人は、猫以外の動物のはずです。
七月に我が家の庭に、アライグマ出現
実は、二ヶ月ほど前の夜、庭にアライグマが出現していたのです。
夜十時頃、外でガタガタ音がしたので、カーテンを開くと、ガラス戸を挟んで、タヌキのような動物と目が合いました。そいつは置いてあった猫の餌を、ボリボリ食べていたのです。
我が家の愛猫は、1メートル後ろに正座し、眼をまん丸くして、呆然とその様子を見ていました。
猫を守ろねばと、ガラス戸を開いて追い払うと、慌てて逃げていく後ろ姿には、ふさふさと太いしっぽが・・・。そしてそのしっぽには、丸い輪の模様が見えました。また、その動物が食べていた猫の餌は、隣に置いてあった水でびしょびしょに濡らされていました。
アライグマだ!!!
今回、メダカが全滅したのも、あのときのアライグマの犯行に間違いありません。
しかし、ここは横浜。住宅地とはいえ最寄りの駅は、一日十万人以上の乗降客があるにぎやかな街です。まさか、アライグマに襲われるとは!!!
メダカ全滅。しかしその後には・・・
全滅したメダカは、睡蓮の鉢でボウフラが湧かないように飼っていたのですが、毎年、卵をかえして、十年以上、我が家で育ててきたものでした。元気に泳いでいた姿を思い浮かべると、さすがに可哀想でなりませんでした。
ところが、昨日、水面を小さなメダカが泳いでいるのを発見!
なんと全滅したメダカが、藻に卵を産み付けていて、そこから子メダカがかえっていたのです。
普段は、卵を別にしない限り、生まれた子メダカは、親メダカに食べられてしまって育ちません。しかし、親メダカが全滅した今、やっと子メダカが育ち始めたのです。うまくできていますね。自然はすごい。
これまで、親メダカが子メダカを食べてしまうことから、メダカは悲しい生き物だと思っていました。しかし、これも弱いメダカが子孫を残すための、たくましい戦略なのかもしれませんね。

