きょうのことば 想定為替レート

2024年5月16日 日本経済新聞

 

145~149円台の企業最多

 企業が業績の計画や見通しを策定する際に設定する為替レート。通常、想定を作るときのレートや金融機関などが予想した今後の相場見通しを基に決める。決算発表を終えた主要企業約340社で観ると、2025年4月期通期の平均は1ドル=約144円だった。

 為替が想定より円安に振れると、物を海外に輸出したり国外でサービスを提供したりする外需型企業は外貨を円に換算した売り上げなどが膨らむ。コストが変わらなければ利益が計画より増える要因になる。逆に、原料や製品を輸入して国内で販売する内需型企業は仕入れ額が増え、業績の下振れにつながる。

 日本企業の業績全体にとって、円安は恩恵がなお大きい。主要な製造業を中心に海外で多くの利益を稼ぐためだ。大和証券の試算によると、対ドルで1円の円安が主要企業の経常利益を0.4%押し上げる。外需型のコマツなどは1ドル=140円と実勢より近い同150円で設定している。

 

 

雑感

 この文章を打鍵しているのが2024年7月17日なのだが・・・

 160円付近をうろうろしているとは予想できなかったようだな。

 相場は生き物とは良く行ったものだよ。予想した人々だってプロでしょ?

 世界情勢とかを見据えて予想しているわけでさ。

 それでもなお当てることができない。そして、自分たちが予想できないにもかかわらず政府への批判は忘れないのよね。