会場:ホビーセンターカトー

内容:画像参照

 

というわけで、遅くなりましたが当日レポになります。とはいってもにわかの人間が書いているので、あやふやな点など多々あると思いますので、うっすらぼんやり見ていただけたら有り難いです。

 

私は21日(日)のみ参加。フォロワーさんと都内某所にて集合し、その後最寄り駅である落合南長崎駅へ。下車の際にホビーセンターカトーのことが車内アナウンスで放送されていてちょっと感動しました。



ちなみに子育て応援車両に乗ったのですが、トーマス車両ではなくミッフィー車両でした。大江戸線等都営地下鉄に乗る機会がないので生で見れたことが無いのですが、今回も成功ならず。しかしミッフィー車両かわいいですね。へへ。



朝ご飯を食べていなかったのでマックで軽く食べ物をかきこみ、11時オープンのちょっと後くらいに現地到着。本当に入場無料なのがちょっとよくわからなかったですね。

 

5階の展示会場は情報過多で咀嚼に時間がかかりすぎてて、正直トークショーの後でようやく理解し始めたくらいでしたね。赤、黒、蜂のジェがしっかり揃って販売されていて、見ると欲しくなるからあまり見ないようにしていたのですが今思えばもうちょっとしっかり見ておくべきだったと後悔。黒ジェがめっちゃかっこよかったことはすげえ覚えています。

 















仲間たちとモデルになった車両の紹介や、制作時の写真(資料)展示など、貴重なものが展示されており、レディちゃんの姿も見ることができて感動…。

ファンの方が作った模型もどれもクオリティが高く、ファンメイドとは…?と頭にハテナを浮かべながら眺めていました。








ファンサービスも熱く、私と同行したフォロワーの推しを並べてくれるなど、最高に熱い演出もしてくださりました。図々しいリクエストにもお応えしてくださり本当にありがとうございました。寿命が伸びました…。

一通り巡ったあと、トークショー開始40分前に有識者たちが2階へ移動。カトーの方に「13時からですよ!?」と3回くらい確認されて笑いました。

しかし、トークショーの会場に着くと、オタクだけで埋め尽くせそうな席数しかなく、当然トークショー開始時間が近づくにつれていろんなお客さんがやってくる。ということで、オタクは立ち見を決意。2時間くらいなんとかなるやろ(思い出せ、舞浜の日々を)

立ち見の場所を確保し、時間通り13時にトークショースタート。

 


<13:00~15:00 トークショー>

1.きかんしゃトーマスと英国鉄道遺産(秋山岳志氏)

 

まずはじめに、2010年に発行された「機関車トーマスと英国鉄道遺産」の著者、秋山先生の講演(発行日4月21日だったんですね…!?)本書に沿った内容でしたので、きちんと予習してくるべきだったと反省(一読してからだいぶ日が経っていたため記憶が薄い)

後日、メモと本書を見比べながら書きましたので参考になれば幸いです。

 

◯オードリー牧師インスパイア作品(P85~86、168~170)

・ルイス・キャロル(不思議な国のアリス)

・ケネス・グレアム(たのしい川あそび)※イギリス国民の義務教育らしい

・A・Aミルン(くまのプーさん)

・ベアトリクス・ポーター(ピーターラビット)←特別熱心だった


リアリズムの系譜

 

【ピーターラビットに影響されたこだわりポイント】

・片側に絵

・子どもでも手に取りやすいサイズ

リアリズム

 →作者、ベアトリクス・ポーターは女性だから生物学者になれなかった(時代…)

・絵本に出てくる生き物たちは生物学的根拠に基づいた遊びの描写

 →きしゃの絵本も同様(史実に基づく)

 

◯トーマスに出てくる鉄道遺産紹介

・ブラック5(ヘンリー)

・路面電車(トビー)

・4台の機関車(タリスリン)

・8台の機関車(キングクロス、セントパークラス)

・ダックとディーゼル(GWR)

・頑張りやの機関車(ブルーベル鉄道)

・山に登る機関車(スノードン登山鉄道)

・ちいさな機関車(レイベングラス&エクスデイル鉄道)

 

◯鉄道遺産の内容(P29~35)

・タイムテーブルサービス

 →長い路線を本物の列車が運行される

・レイルウェイ・センター(屋外型博物館)

 →短い線路を機関車が往復する

 

・ミュージアム(鉄博みたいなもの)

 

・メインライン・オペレーション(一般の営業鉄道の間を縫って走る、本線運行)

 →ハリポタシリーズで有名なジャコバイトなど

 

 ☆主役はボランティア(内容についてはP37参照)

 

◯ボランティアに参加していたオードリー牧師の体験談

ボランティア車掌として乗務していた際に誤って笛を吹いてしまい、車内販売をしていた女性を折り返し駅に置き去りにしたまま出発してしまうというミスをしてしまう。この体験を絵本に反映させた(4だいの小さな機関車より「ピーター・サムのしっぱい」)

 

◯モデルとなったマン島(P123~124)

・かつてはリゾート列車が活躍

・交通機関に(鉄道遺産として?)SL、鉄道馬車、電車の3つがある

・絵本にソドー島という名称は出てこない

・The Island of Sodor ソドー島の歴史

 

◯その他、オードリー牧師の軌跡(P51~84)

エドワードとゴードンのやり取りなど、有名エピソードを交えながら幼少期から聖職者、絵本作家、鉄道ボランティアに至るまでの概要を追っていきました。

 

 

最後の項目ははじめに言ってた気がするのですが、ステンドグラスのお話は最後のほうだった気がしなくもない…というあやふやな記憶です。知ってる内容だからいいやと記録しておかなかったツケがきました。反省。

そんなこんなで、つづいて元ソニーの方のお話。

 

 

2.きかんしゃトーマスの舞台裏(もとソニー・クリエイティブプロダクツ社 チーフ・プロデューサー 岡田忠明氏)

 

◯英国でのきかんしゃトーマス(TVシリーズのはじまり)

プロデューサー:ブリット・オールクロフト(本名じゃないらしい)

 →当時、汽車のえほんが国内で大人気。自身も慣れ親しんだきしゃの絵本を映像化したいがでもお金がない。そこにギネス銀行という投資銀行が出資を申し出た。

 

・ストーリーテラーとしてリンゴ・スターを採用(ラジオから聞こえてきた声を訊いて即決)しかしギャラが問題。

 →リンゴ・スター「こどものために何かしたいと思っていた」

 →(比較的)安いギャラで引き受けてくれた。

 

◯英国からアメリカ、日本に進出

 →日本でフジテレビが映像権、ビデオ権を獲得

 ☆本編最後のキャラクター紹介は日本のアイデアだった。

 ☆ライセンス契約として4社が候補に上がり、結果ソニーに決定。

 

◯日本で爆発的な売れ行き

・3年で達成する目標金額を10ヶ月で達成。最初は契約に難色を示していた役員たちもこれにはにっこり。

・売上の6割を日本、3割をアメリカ、1割をイギリスが占めていた。

・自閉症の子を持つ親から手紙をもらう。内容は「トーマスを好きになり、公園デビューができるようになり、畳の縁を線路に見立てて走らせたり、お友達と遊ぶといったことができるようになった」という内容だった。

 

◯過去に行っていたツアーについて

・過去のツアー1回目には大井川の方も同行していた。

・公認のハット卿がいる(俳優協会みたいな場所から派遣)

 

書き出すとあまりにもざっくりしすぎでは?

という内容になってしまい申し訳ない…。ちょっとネットに載せるの憚れるなあという内容は伏せました。結構大人の世界を赤裸々に語ってくれていたので、時代が故ってのもありますが理不尽な出来事がなんだか初期のマスの世界っぽいなと思ってしまいました。

ジョークを交えたお話は最後まで飽きることなく聞けて、岡田氏の話術のすごさに感動。貴重なお話をありがとうございました。

 

 

3.座談会

 

先ほどの2名のお方とファン代表2名による座談会。

模型の魅力等についてお話をしていましたが、楽しんで見聞きしてしまいメモらしいメモがあまり残っていません。すいません…。ただ、お話の中で模型に対する魅力として、箱庭、盆栽といったミニチュアなものに通ずる点があるのではないか。故に日本で模型トーマスが爆発的にヒットしたのではないか、といったお話が興味深かったです。

 

そんなこんなでトークショーは終了し、再度展示会場へ。

最初は脳みそ沸騰状態でなんにも情報が入って来ませんでしたが、ようやく冷静に展示作品を見ることができました。





都度、フォロワーさんからお声がけいただいたり、その場でツイッター(X?知らない子ですねえ?)フォローさせていただいたりと、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます!!!!

 

おとなのトーマスひろば、本当に素晴らしいイベントでした。

次回開催、もしあればまた足を運びたいです!