2012年11月2,3,4日に開催された交野市文化祭にて、女性のための「相談サポーターパープル」に所属しているマイノリティ(私)は、うち2,4日に参加し紙芝居「さるかにバイオレンス」を読んだ。
紙芝居と聞いて聞きに来る親子さんが多く、家庭内暴力がいかに身近なものであるかについて考えていただく機会となったようで良い評価が多くやって良かったと思う反面、反省点等もあり来年に生かしたいと考えている。
さて、今回はその紙芝居の内容でもあるDVについて少し言及しようと思う。
DVを受けている・受けたことがある女性というのは実は多いのだが、それをDVと自覚している女性は意外と少ない。
なぜなら、程度の軽いDVは普段の何気ない会話の中で出てきたり、相手の性格上のものだと女性側が仕方なく受け入れていたりして、それがDVであることに気づかないからである。
後で言われてみて初めて「あれはDVだったのか」と気づかされる。マイノリティ自身勉強していて実際マイノリティの周りにも何人か軽いDVを受けていたことを知った。
DVは家庭や恋人間の問題だから、と周囲に相談しがたいものということもあってか、最近はネットの中で、匿名で悩みを打ち明けたりカミングアウトする人が増えたり、またその関連小説なんかも出てきている。
マイノリティはちょうどこれから家庭に入ったり子育てをする世代なので、こういった問題を抱えている人がいたら居場所を作ったり相談に乗ったり解決方法を提案したり、それくらいの力は身につけたいと思っている。酷ければ女性や子供の命にかかわる問題だしね。
最後は――「暴力は受けるほうでなく、振るうほうに原因があります。なぜ逃げないのか?とかあなたにも責任があるんじゃないか?とか絶対言ってはならない言葉です。暴力を振るう本人がなぜそうなるのか自分と向き合って考えることでしかこの問題は解決しないのです。」――これが根本的解決の結論なのかなと思う。