☆本プロからの移行☆


著者のお母様をモデルに、本をこよなく愛する大正生まれの万亀の半生を時代の作品を盛り込みながら描いた長編小説。

何だか久しぶりの本プロの気がします~。
ここしばらく、ものすご~~~~く忙しくて忙しくて本を読む余裕が全くありませんでした。
やっと通常の生活パターンに戻れて嬉しくって。

昨日美容室に行ってカットやカラーしてもらっている間に読みきってしまいました。一気に読めました。

戦前戦中戦後と波乱万丈な人生を過ごす万亀ですが、いつも彼女を支えていたのは本だった。たくさんの諦めや妥協の中でも心豊かにいられたのは本があったから。


そんな万亀の生涯は今の私からは想像できないものではありますが、これが現実だった時代が確かにあって、すごく心に沁みました。
ただ・・万亀は、いつも自分だけが可哀想、その場所から逃げたいと常に思っていて、ちょっと批判的な目で見てしまう場面もありました・・。