☆本プロからの移行☆


う~~~ん・・
最近一番お気に入りの藤原伊織さんですが、これはあまりいい作品じゃあなかったです。

かつて画家として才能があったのに筆をもう持つことのなくなった秋山秋二。
その後グラフィックデザイナーとして独立して華々しく活躍していたが、妻の自殺後その才能をも捨て世間との係りも一切捨てひっそりと暮らす日々。そんなある日昔の同僚が訪ねてきたのをきっかけに周りが騒々しくなる。
ファン・ゴッホの幻の作品は本当に存在するのか?

今までの藤原作品では世捨て人のような生活をしているくたびれた主人公が実はとっても魅力的だったのですが、残念ながら今回の秋山さんはかっこよくない!私のツボには入ってきませんでした!
周りの登場人物もしかり。
悪役も麻里も・・


今回一番のヒットは原田でしょう。スマートさと頭のよさが際立っていました。ラストも何だかしっくりこないし、秋山の事件へのかかわり方もあまり納得いかない・・

これで文庫は全て読んでしまいました。あとは又文庫落ちを待つ日々です。・・といってもあと一冊しかまだ出てないんですけどね~