☆本プロからの移行☆


不倫の末に、妻子を捨てて愛を全うした原岡。幸せ一杯の結婚生活のはずが
妻の典子とはすれ違いの日々。

次第に不満がつのっていくが世間や会社の人の目の手前口は言えないストレス。
ある日「あなたの奥さん仕事だって出かけてるでしょう。でも男の人とあっていますよ。」と見知らぬ男から電話が鳴った。
そして相手のフルネームまでご丁寧に。
直接聞けないが腹立たしさで会社の派遣の女性と自分も仕返しに走る。
そして偶然会った前妻の姪と段々抜き差しならぬ関係に陥る。

全くもって、男の勝手な言い草と思い込み!
よくいる見下げた男の代表って感じ。
周りにいる女性も勿論悪いところもあるのでしょうが、この勝手な原岡の言い分にはイライライライラ・・・

林さんの作品によく登場する女性を武器にする外見磨きの女性も、人生いいことばかりあると思うなよ~って思っちゃうけれど、珍しい男性が主人公のこの作品でもラスト「ケッ!」って笑っちゃいました。
自業自得でしょ!


でもやっぱり現実味あって林さんの作品は面白いです。