監督:クラス・クラウス
出演:モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルング
「刑務所内でピアノの教師をしているクリューガーは問題児の囚人ジェニーの才能に惚れ彼女をコンクールに出させようとする。反対者を説得し、レッスンをするうちに頑なだったジェニーも少しずつ打ち解けていくが・・。」
過去を背負った傷ついた二人の女性が出会い二人の時間が交差する。
最初から最後まですごい緊迫感。一体どう着地するのか・・予想しているようなありきたりな展開じゃないんだろうと思うと息苦しいほどでした。
ラストシーンは鳥肌もの。
お辞儀に強く拘りを持ったクリューガーと、人を敬うことのなかったジェニー。
観客にお辞儀をしているようでいて、実はただ一人クリューガーのためのもの。感動的でした~
ただ、この映画すごい人気のようですが・・私はあまり肌に合わず。
あのピアノの弾きかたが・・パフォーマンスとしては見てみたい気もするけれど。
それと、ジェニーもクリューガーも看守も父親も、登場する人たちが皆何とも嫌な人たちで・・いやそれが現実的でいいのかもしれないのだけれど・・馴染めませんでした。