くせ者って言われる人。

関わっちゃいけない人。

…っていますよね、と彼女が言う。


その、くせ者って言いますかイヤな人間が

叔母の結婚相手なんですが…。


叔母の旦那さんは

利用できるものは全て利用して

上手く、色々な顔を使い分けをする人です。

 

相手の反応を見ながら


「自分は被爆者で…」

「自分のせいじゃないのに…」

「こんな自分を助けてもらいたい。」


と、被爆者だということを利用して金銭的援助を持ちかけます。



具体的には、


*毎月の生活費が足りないから援助して。


*被爆2世になる子ども達がかわいそうで

手に職をと…習い事をさせたいから費用を

出して欲しい。


*子ども達の修学旅行の費用を出して欲しい。



と、まあ、これ以外にも、諸々あります。

本当に厄介で、理不尽な要求ばかりする。



こういう人間が身内になるという事が

どれだけ大変で振り回され不幸になるというのは経験した者にしかわからないと思います…

と、彼女は言う。



ひとの良い父は叔母と義弟の言葉を鵜呑みに

して言われたままに送金していました。


自分の家族である私たちを犠牲にしてまで。

私たちは我慢ばかり強いられていました。

利用された父にも責任はあります。

むしろ、援助してきた父を恨んでしまって

苦しいんです…

と、彼女は言う。  



そうですよね。



被害者であること。

差別をされること。


これらを理由に利用する人がいるのは事実。


利用する人が悪いのか。

利用される人が悪いのか。



他者の悪意に気づかない。

疑う心を持っていない人がいます。


そういう人を利用する人がいます。


後に自分を責めることにならない為にも

冷静に考えることを伝えても何度も利用される人もいます。


最終的にはご自身で学ぶしかないのです。


ちなみに、くせ者の叔父さんは援助された

お金を元に小さな葬儀会社を経営し、

現在は悠々自適な老後生活だそうです。


生き方の悪い人間が裕福って…

と、彼女は言う。



やはり

思考、行動、バランスです。


人が良すぎても悪すぎても結果よろしくないのです。