好きなひとの視線を追っていたら


好きなひとの好きなひとがわかった。


そうなんだ。

アナタはあのひとのことを…



ただ、好きなひとのことを見ていただけなのに


アナタの好きなひとが誰なのかを知ってしまった。


鼓動がどんどん速くなり

胸がぎゅっとなって

その場にいられなくなって帰る理由を探した。



つらいなぁ。

あの日からずっと苦しいよ。

勘違いかもって思いたくて

何度も何度も

あの場面を頭の中で繰り返してしまう。


好きなひとの視線の先には…

好きなひとの好きなひと。


私が好きなひとを見てるのと同じで

好きなひとも好きなひとを見ていたの…

と、悲しい目をした彼女が言う。


つらいですし苦しいですね。


相思相愛って奇跡に近いのでしょうか。

好きなひとの好きなひとが自分だといいのに…


ぐるぐるぐるぐる

気持ちが行ったり来たり。


わかりすぎる気持ちに切なくなり

経験した過去の記憶の中の切なさが蘇ります。


どれだけ経っても胸がきゅってなるのです。