今の職場で働くようになって

2年が過ぎた頃のことです。


仕事ができてサッパリとしている気性で

スタッフ一同から信頼され一目置かれる

頼れるベテランパートさんがいます。


そのベテランパートさんに、ある日

ロッカーで二人きりの時に小さな声で


「リーダーのAさんが補聴器を付けているの 知ってる?」 と、聞かれたので、



 「いえ、知らないです。」 と応えたら



「リーダーのAさんは両耳に補聴器を付けて

いる為、時々、聞こえていない時があって

無視をしているのではないからね。

もし、あなたが無視されたと思ってしまわ

ないようにと思って。」


と、 伝えてくれました。



ベテランパートさんは

リーダーAさんと私が双方、誤解がないようにと気遣って話して下さったのだと思います…


と、彼女は言う。



私、実は、リーダーのAさんが

聴力に問題を抱えていらっしゃるのかもと

感じることがあって、できるだけ正面から

お話しをするようにしていたんです。


と、彼女は言う。


リーダーのAさんは生まれつきの両耳難聴を

隠して入社しています。

補聴器に抵抗があり、最近になって付け始め

自分の難聴を誰にも知られたくないそうです。


人にはそれぞれの考えや思いがあります。

正しいかどうかは別ですが…。




今回のような事が以前にもあって


AさんとBさんの二人の関係性の中で

お互いだけに話した事を、

どちらかが

Cさんという第三者に話してしまう。



話した理由は


良かれと思った。

或いは

第三者のCさんは口が固いから話すけど~

と、自分たちの関係性の中での秘密を話してしまう。


聞かされてしまったCさんが

賢く口が固いのでそれ以外の人に洩れないのですが…


AさんとBさんは、それぞれが第三者に

話してしまっているにも関わらず

  


自分たちは口が固く約束を守りあってるから

お互い信頼できるんだ~と話してるんです…

と、彼女は言う。


もし、他の人も聞いていて、その人が

誰かに話していて、私が疑われてしまうのが

怖いんです…と、彼女は言う。

 


そうなんですよね…。


聞かされてしまったCさんが

誰にも言わなくても

恐らくは、別の人も聞かされていて

その中の誰かが

話してしまったとしたらCさんも疑われて

嫌な感じになってしまいますよね。


そうして、だんだん、自分を守るために

人との距離を取るようになるんですよね。



あなたにだから話すけど…。

あなたにだけ話すけど…。

これ、絶対にナイショね…。


これを言ってくる人

信用できません。


もし、これを言っている人。

本当に信頼できる賢くて口が固い

人間性が良い人から全く信用されていないことを知ったほうが良いですよ。