hitonotoumadeのブログ

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60歳→65歳→ついに『75歳のブログ』

日本ペンクラブが会員の作家達に体験談を募ったもの(2001年)

「犬にどこまで日本語が理解できるか」

山本鉱太郎:柴犬 「ポチ」牡

まず最初に教えたのが、定番『お手、お座り、チンチン、

お預け、伏せ』で直ぐ覚えた。 次は棒切れを遠くへ投げて

『行け』と命じると、喜び勇んで駆けっていく。

くわえて戻ってきたら頭を撫で、頬ずりして思いきりほめて

やると、今度はどんな命令が下がるかと、耳をそばだてじっと

待っているのだ。 1か月ほどで、『待て、よし、だめ、廻れ、

走れ』といった初歩的な言葉をまず覚えた。

 

私は、旧制中学の受験で塾に通い、帰宅は毎夜10時頃で、寒い

冬の夜道は辛かった。 「ポチ」はいつも500メートルぐらい先

から私の足音を聞き付け、雪の中を転げるようにして水門の橋

まで迎えに来てくれたのだった。