嫌い！近寄らないで！

会った瞬間、

（こいつ、俺の苦手なタイプだな。）
（なるべく、近寄らないようにしよう。）

と思うことありませんか？

二度と会わないような人なら問題ないけど、
同じクラスにいたりすると、なかなか厄介ですよね。

僕にもいました。

おしゃべりで、
ちょっとお洒落で
いわゆるリア充な高橋君。

苦手意識があるから、
よほどのキッカケがないと話さない。

だから、いつまでたっても仲良くなんてなれない。

そんな人と一緒にいると、
萎縮してしまって余計にあせりますよね。

（なんか話さなきゃ！！）

でも、あせればあせるほど、
共通の話題なんて、なんにも思いつかない。

他の友達といる時はよくしゃべる高橋君も
僕といる時はなにもしゃべらないんです。

いつもの高橋君とのギャップに、
悲しいような、くやしいような気持ちになりました。

いっぽうの高橋君はというと、
気の合う友達と仲良くわいわい
楽しそうにしている。

（やっぱり、俺なんて・・・）

そんな自分が悲しくなるし、
楽しそうにしている高橋君をみると
イライラしてしまう。

（くだらねぇな・・）
（バカみたいに騒ぐなよ・・・）

一緒にいることが余計にストレスに感じ、
いつのまにか避けるようになっている。

ひとめ惚れならぬ、ひとめ嫌い

これ、なくしたいですよね。

こいつのせいで、どれだけ損してきたか。

というか、こいつがいるから
自分が人見知りだって感じてしまうし、
自分のことも嫌いになりそうになるんです。

いつもじゃないけど、たまには
みんなでバカ話したり、意味もなく騒いだり
してみたいですよね。

人見知りがつらいと思うのは、
本当は人が好きだからこそですもんね。

というわけで、今日は

瞬間的に入ってしまう
「嫌いスイッチ」を、
上手にコントロールする方法

について、書いていきたいと思います。

これを実践することで、

初対面で
苦手意識を持ってしまうことが
圧倒的に少なくなります。

そもそも苦手意識がなければ
萎縮してしまうことはないですし、

本当のあなた、自然体のあなたを
さらけだすことが圧倒的に楽なります。

逆に、これを知っておかないと
いつまでも嫌いな人に振り回されて、
我慢だらけの毎日から抜け出せなくなってしまいます。

ちなみに、初対面で
「コイツ、苦手だな。」と思った人（特に異性）とは、
絶対に仲良くなるべきです。

その理由は、この記事の最後にかきますので、
じっくり読んでみてください。

なぜ、初対面の相手に
「嫌いスイッチ」が入ってしまうのでしょう。

たいして話したわけでもないのに

（なんか苦手かも・・）
（あんまり一緒にいたくないかな・・・）

と思ってしまう原因。

それは過去、
あなたがしてきた体験に関係しているそうです。

人間が判断をするとき、
（良い or 悪い、好き or 嫌い、やる or やらない　等）

過去の体験のなかから、
似たものを抽出して判断しているんです。

例えば、

俺を無視したあいつに顔が似てるから、
こいつもきっとひどいヤツだ！

話す時の仕草が、嫌いだった先輩に似ているから嫌い！

実はこれ、全てあなたへのメッセージなんです。

あなたの脳のなかには
生まれてから、今までに起こったことが
すべて記憶として残っているそうです。

あなたが、また無視されないように、
またいやな思いをしないように

膨大なデータをもとに
関わった方が良いのか、関わらない方がいいのか
知らせてくれているんです。

人見知りの僕たちは、
特にこういった観察眼に優れているので、
余計にこのメッセージを受け取りやすいんですね。

でも、考えてみてください。

いくら似ているとは言っても、
いま、あなたの目の前にいる人は

過去の記憶の人物とは、まったく別の人間ですよね。

だから、最初から決めつけて
嫌い！と判断してしまうのはもったいないです。

そういう時はいったん
判断するのを辞めてみてください。

「善・悪」や「好き・嫌い」の
判断を他の言葉で置き換えます。

実際にどんな言葉に置き換えるかというと、

【反応】

です。

「この人、嫌い！」と思ったら、

「あっ！この人に、なにかが反応してる！」

に変えてみる。

「嫌い」という言葉を「反応」に変えるんです。

反応という言葉には、
善悪の判断はありません。

・なんで反応してるんだろう
・どこに反応してるんだろう

自分の心のなかで起こっていることを
冷静に見つめてみてください。

反応している自分に気付いてあげる。

これがひとめ嫌いをなくすために
一番最初やることであり、一番大事なことです。

「あ！またどっかで嫌いスイッチ入ったな。」

「嫌いだった中学の同級生に、顔が似てるからかな？」

「あいつの、どこが嫌いだったんだっけ？」

「がさつで、いい加減なことを
　平気で言ってたところかな。」

こんな風に、
あなたが思わず反応してしまうポイントが
だんだんとわかってきます。

逆のパターン、
つまり「この人、好き！」ってときも
これをやってみると効果は倍増ですよ。

そうすることで、今までは自動的に
オン・オフしていたスイッチを

「手動」に切り替えることが
できるようになります。

そうすることで、初対面の苦手意識は消えて、

過去の体験やトラウマはまったく関係なしに
対等な立場から、人間関係が始まっていきます。

あなたがあなたらしく、
自然体で付き合っていける関係です。

もちろん、
どうしても我慢できなかったら、
逃げたっていいんですよ。

出会うひと、全員を好きになるのは
さすがに無理がありますからね。

では、最後にお待ちかねの

「ひとめ嫌いした人（特に異性）こそ、
　仲良くなった方が良い理由」

についてです。

ある調査では、
ひとめ嫌いをしたカップルほど、
後にお付き合いをした時に長続きする
というデータがあります。

なぜでしょうか。

一般に恋愛で好意をいだくキッカケは
「共通点を発見すること」が多いそうです。

・食べ物の好みが似ている
・笑いのポイントが似ている
・価値観が似ている
etc…

これは、よく聞きますよね。

だたし、
長く付き合うとなると
話が違ってきます。

共通点が多いということは、
「得意こと」と「苦手なこと」も
似ている可能性が高いですね。

例えば、

どうしても苦手なことを
しなければいけなくなったとき、
頼れる人がいないんです。

ポケモンで言うと、
敵が水タイプのポケモン使いなのに

二人とも炎タイプのポケモンしか
持っていない状態です。

これでは共倒れしてしまい、
特に男性は「頼りない人」のレッテルを
はられかねません。

納得いきませんよね。

一方、
ひとめ嫌いをした相手の場合は
これの逆が起こるんです。

つまり、

あなたの得意なことは相手が苦手。
あなたの苦手なことは相手が得意。

あなたが困っている時は、相手が助けてくれます。
相手が困っている時は、あなたが助けてあげられます。

水タイプのポケモン使い(敵)に対して

あなたが炎タイプしか持っていないくても、
相手は雷タイプのポケモンでやっつけてくれます。

お互いに助け合い、必要とし合える
最高のコンビになってしまうんです。

納得できましたか？

だから、初対面で嫌いだな！苦手だな！
っておもったその時こそ、実はチャンスなんです！

【まとめ】
・つい沸いてくる感情は、過去の体験がベース
・「嫌い！」と思ったら「反応してる！」に変えてみる
・嫌いな人ほど、実は相性がいいかもしれない

というわけで、

是非今日から、
あなたが「反応」することを
意識してみてくださいね。

それでは今回はこの辺で。

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