こんにちは。えべひとみです飛び出すハート

 

 

私の住んでいる地域では

雨が多くなり、あられも降ったりして

確実な冬の足音を感じております雪

 

 

子どもは早く雪が降ってほしいけど

大人はまだ降らないで~と願ったり笑い泣き

 

 

もうちょっと秋を楽しみたかった気持ちイチョウ

 

 

さて、本日は

ニュースなどでも目についたので

 

食べ物を提供することについて

私なりの考えを書いてみます。

 

 

 

\子育て向いてなくても子どもはかわいい/

子どもの食事で悩むママに

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「もっと楽しく家族との時間を過ごしたい」

というあなたを応援しています

 

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管理栄養士という仕事柄

食事を提供することの

 

衛生的な管理方法については

一般の方より厳しい視点を持っています。

 

 

特に給食を提供する施設の

栄養・衛生管理を

指導する立場にいたので

 

施設の方からすると嫌なやつが

来たな~という印象だったに違いない真顔

 

 

 

そんな私が考える

「食べ物を提供するということ」

 

 

その第一条件はまず

「安全なこと」です。

 

 

条件というより

前提である、というか

言葉にするのも変な感じがしますが

 

それでもその前提を守れていない

事業者がいるのも事実。

 

 

世の中の事業者の数パーセントにも

満たないと思いますが

 

そういった事業者が

起こしてしまった事故によって

 

その他の事業者が

厳しすぎる目を向けられています。

 

 

これは提供するものが

給食なのかお菓子なのかに関わらず

 

それを食べる人が1人でも1000人でも

 

同じ意識を持つことが必要なのではと

感じています。

 

 

もちろん提供する物によって設備も変わるし

人数によって衛生管理に求められるものが

変わってくるのも事実です。

 

 

でね、整った設備とか

厳しい衛生管理を

一律に、完璧に求めたいわけではなくて

 

自分以外の人に

食べ物を作ることの意味

改めて考えてほしいのです。

 

 

自分ひとりの食事であれば

作ってすぐに食べられるし

 

どんな時間にどういった方法で

食べたいかは想像できる。

 

 

たとえば

今日の夕ご飯は

明日のお弁当にも入れたいから

残しておこうとか。

 

 

そのお弁当に入れたいおかずも

 

まとめて冷蔵庫にしまっておこうとか

小分けにして冷凍庫に入れようとか

 

自分で選べるわけです。

 

 

家族の食事を作る時も

メインで調理を担当している人であれば

似たような感覚だと思います。

 

作業をするのが大体自分だからね。

 

 

でもその作業をするのが

自分以外であったら

 

自分が考えている方法で

食品を保管するとは限らないのです。

 

 

自分はお昼の12時に

食べるだろうと予測した

お弁当を手渡したとしても

 

その相手は忙しくて休憩が取れず、

15時に食べるかもしれない。

 

 

お昼の12時に食べたとしても

食べきれない分を

夕ご飯にも食べようと思って

常温で放置するかもしれない。

 

 

そういうことが

家族であればすぐに気づいたり

衛生的な管理の方法も

なんとなく共有できたりするけど

 

 

第三者に渡る場合は

自分が思いがけない方法で

食べられることがあるのです。

 

 

そして、その思いがけない方法は

たいてい、作り手に伝わることがない。

 

 

クレームって今は炎上案件だったりして

何かあれば必ず来るものだと思っているけど

 

実際はそうでもない。

 

 

商品を購入した人からすれば

 

「あ、この店の商品は買わないでおこう」

「この店にはもう来ない」

 

という選択がされるだけ。

 

 

だから、今まで何もなかったから

「安心」ではないのです。

 

 

本当は異物が入っていたとか

ちょっと悪くなりかけていたとか

そんな状態だったかもしれない。

 

 

そういうのはきっと

多かれ少なかれ、日常的にある。

ニュースにならないだけでね。

 

 

作ったものは

自分の手を離れた瞬間、

自分の目の行き届かないところに向かいます。

 

 

それでも大丈夫だと

信じられる物を作ってほしいのです。

 

 

そのための正しい知識をもって

行動してほしい。

 

(保存方法を指定したいなら

ラベルに書かないと会社は守れないよ)

 

 

日常的に家で食べる物であれば

必要がない添加物や

減らしたい食品もあります。

 

 

「体のためにも安全・安心なものを食べたい」

 

そこに共感して

食品を選ぶかたも多いでしょう。

 

それを否定するつもりはありません。

 

 

でも、食品や添加物には

いろんな役割があるんです。

 

いい面もあれば悪い面もある。

 

 

砂糖や塩はよく悪者にされますが

 

砂糖は保水性を高めたり

油の酸化を防止してくれます。

 

塩も細菌が増えるのを防いでくれたり

水分を抜いて保存性を高めたりしますね。

 

 

どちらもとりすぎはよくないけど

人類が適切に使いながら

食品の保存に役立ててきた調味料です。

 

 

添加物だって

保存性を高めるのに役立っているし

 

それを使うことで安定した状態で

食品を手元に届けられる。

 

 

そういった

食品の保存性を高める方法や

衛生的な管理の方法について

 

食べ物を提供する方、

したいと思っている方は

 

今一度、

自分の知識が使えてるか確認してほしい。

 

 

それでも、どうしても減らしたいんだ!って

人はお客さんが安全に食べられる環境を

用意してあげなきゃいけないですよ。

 

テイクアウトはなし、

その場で食べるのみにするとかね。

 

商品の販売ではなく

作り方を販売するとか。

 

 

自分の想いを

相手に届けるのと同じように

 

自分の想いを貫ける環境とか

それが伝わる方法についても

 

もっともっと考えられていたら

違う結果だったのかなと思ったりしました。

 

 

 

「無添加」に惹かれる気持ちもわかるし

きっとビジネス的にもヒットする

ワードの一つなんだろうけど

 

 

私は「悪い」食べ物なんてないと思ってます。

 

 

添加物だって何かしらの目的があって

生み出されたものだから

 

それをひとくくりに「悪」だなんて

言い切れないんじゃないかな~。

(逆に体に「良い」食べ物も存在しない)

 

 

 

毎日毎日、

食事をしない人なんていないし

食べ物を作ったことがない人の方が

稀ですよね。

(小学校の調理実習とか含めれば)

 

それくらい食事って身近で

誰でも作れちゃうからこそ

勘違いしがちなところも多い分野。

 

 

「食べ物を作ること」を生業にするのなら

食べ物で人を幸せにすることと同じくらい

 

食べ物で人の健康を損なう可能性についても

しっかり考えておかないといけない。

 

 

食品に関する法律って

たっくさんあって

めちゃめちゃ面倒なのはわかるけどさ。

 

 

でも、販売する以上、それを

「知らなかった」ことにはできないよね。

 

 

あなたの大切な商品を

購入してくれる

大好きなお客さんの前で

同じこと言えるのかな?

 

保健所の許可さえ

とれればいいやって思ってない?

 

 

多分ね、その姿勢バレてますよ。

 

本当に真摯に取り組んでいる人は

その場しのぎの対応なんてしないから。

 

 

キッチンカーや通販など

店舗を持たない販売形態が

増えている今だからこそ

 

もう一度基本的な衛生管理の方法について

おさらいしてほしいです。

 

 

資金が少なくて手軽に開業できるけど

外の目が届きにくいってデメリットもあるので。

 

 

給食施設では

自分の身なりや体調、

提供する食べ物の温度など

チェックする項目がものすごい数あります。

 

爪の長さも短く

ネイルNG

マスカラNG

 

体毛が濃い人は

腕毛も剃って!という施設もあったな。

 

それを同じだけやれ!って話ではないけど

 

1人で作るってことは

それと同じ意識を保ち続けないと

いけないんだよってこと。

 

 

この騒動で

迷惑を被ったお店も多いと思うのですが

実際に以前「ん?」と思う事業者もいたので

私の想いを記してみました。

 

 

許可を得て販売する以上はプロですからね。

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとう。

 

いつもとは違いますが

自分の想いをつぶやいてみました。