・後醍醐天皇

・足利尊氏

・楠木正成

この三種類の魂の絡み合いが面白い。

足利尊氏は、自我なく素直だから、迷うことなく、あちらこちらへ動く。

自分の気持ちに従っているのではなく、神意に動かされているかんじ。

いわば神の筋書き通りに動いている。

自分で人生を作り上げようとはせず、

ただただ快適そうな方向へ進んだ人。


どの時代にも「未来から来た人」みたいな、人間はいる。

後醍醐天皇の第三皇子、護仁親王がその人だ。

未来から来た人=自我がない、わけではない。無念は残り輪廻転生を繰り返す。


楠木正成も自分の志を貫いて死んだ、自我が強い人だから、輪廻転生を繰り返している。


足利尊氏は、足利尊氏として最初で最後にこの世に現れた存在だから、もう輪廻転生はしない。自我を持たない神の落とし子。

神に帰っている。


私もそうする。