アルバート・ロトと仲間たち・・・ 

Vn.若林 暢 Vc.水谷川 優子 各氏による

(兵庫県 芦屋市 山村サロン) ゲスト出演:将来のヴァイオリニスト・

チェリストたち


主催:山村サロン 共催:京都 テアトロ マロン


(弟子が連弾で参加させていただきました、翌日の川上村でのコンサートに続くそうです。)  


能の舞台のような、スペースに、スタインウェイピアノが、置いてありました。


曲目順に、私見による感想を少し 失礼させて頂きます♪


まず、ピアノソロで、ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ Op.22


A.ロト氏による、なんだか、先生 一段と、落ち着かれた様子です。(^-^)

先生の ショパンの演奏は、過去に、Blogに、書かせていただきましたが、

ポーランド人の血も流れていらっしゃるので(?)、音楽が自然で、力みがなく、こちらまで、幸せな気分にさせて下さいます。


先生は、本当に、やわらかな感性を持った、お優しい人だと思うので、その

人柄を演奏から感じさせるのは、ごく自然なことかもしれません。

音色がきらきらと、まるで、宝石箱、か、玉手箱をひっくりかえしたかキラキラと、思わせるほど、

何百種類もの、響きがしていて、聴いている、わたしはといえば・・・

思わず、笑顔になってしまっています。。


お次は、チェロによる、

チャイコフスキー:アンダンテ カンタービレ


女流チェリスト、水谷川さんによる。

初めて聴かせていただいた曲でした。



そうそう、昨夜のコンサートでは、曲間に、トークがあり、


昨夜の演奏では、チェロ・ピアノ にアレンジされたものということでした。



そして、ヴァイオリニスト 若林先生による、


パガニーニ:カンタービレ

ヴァイオリンとピアノによる。

先生のトークでも、仰っていましたが、パガニーニはイタリアを代表する、

作曲家。

超絶技巧でも知られる作曲家であり、演奏家であった彼は、自分のイケメンぶりをアピールするために、

難しいテクニックの曲を書き続けたといいます。


トーク中、客席より 思わず、お話をされる方がいらっしゃりして、終始 和やかなコンサートでした。


さて、お次は、

ベートーヴェン:ピアノ3重奏曲 第4番 「街の歌」 Op.11


圧巻でした。(やはり、ロト先生、すごい!!)

前回のフルーティスト トーマ・プレヴォ先生とのコンサートの際も、書かせていただきましたが、

まさに、神の領域です。。

ピアノのすべてを知って、いらっしゃるかのような。それでいて、その見た目は、・・・本当に、良い人。

音楽は歌に溢れ、

ソロの時、少し、解釈がユニークだなーと感じたその演奏は(先生らしいマイペースな、世界にたった一人、先生しか、表現しないだろうというような、部分もあったりしたけれど)アンサンブルにおいて、見事な立役者です。

目指すところは、きっと そこですね!(・・遠い)アンサンブル、お見事です。としか、いいようがありません!


休憩をはさみまして、

ゲスト ヴァイオリニスト3名(中.高生)と若林 暢先生による、

ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集 「調和の霊感」 Op.3-10 RV.580

 

少し、音が鳴りすぎていた感もあったけれど、(サロンが小さなところでしたので)時代形式に合った、

奏法だったと感じました。日本の学生さんは、技術に長けています。よく練習しているんだなーと、いろんな部分で そう感じます。(コンクールも然り・・・)

そして、チェリスト2名のゲストによる、(高・大生)と、水谷川 優子さんによる、

ポッパー:レクイエム Op.66
これも、わたしの聴き間違えでなければ、編曲されたものだそうです。

ロマンティックな演奏で、素晴らしかったです。

日本人の女性チェリストさんで、トップの方で、いらっしゃるので、当然ですが、大好きな演奏(家)です。音譜


そして、クライマックスは、
ドヴォルジャーク:ピアノ3重奏曲 第4番 「ドュムキー」 Op.90


このメンバーでのこの曲の演奏は、じつは、初めてではなく、前回は夏に、聴かせていただいたのですが、(2年ほど前に?)その時も、オリエンタルで、

すごく良かったですが、昨年、トリオで受賞された方々だけに、

一段と密度の濃い、信頼し合った、演奏で、

なんとも、盛りだくさんな、このコンサートに居合わせたことを、感謝いたしました。

素敵な女性の演奏家の方々と同じ日本人であることを、誇りに思いました。


どうも、有難うございました。お疲れさまでした。m(_ _ )m