大阪・いずみホールで行われた こちらのコンサートに
伺ってきました。相愛120周年シリーズ企画。
フランスの作曲家、メシアンの代表的な作品。
まずは2台ピアノによる、
2台ピアノのためのアーメンの幻影
1st ピアノ:稲垣 聡
2nd ピアノ:小坂 圭太
アルゲリッチと師であるラヴィノビッチのコンビネーションによりCDで、過去に
聴いた事はありましたが、こちらはコンサートでは初めて聴かせていただきました!
アーメンとはヘブライ語で「まことに」「然り」(原意は安定)を意味しているそうです。
各タイトルが美しいので、掲載させていただきました。(パンフレットより)
1.創造のアーメン
2.星たちの、そして環をもつ惑星のアーメン
3.イエスの苦悶のアーメン
4.願望のアーメン
5.天使たちと聖者たち、鳥たちの歌のアーメン
6.審判のアーメン
7.成就のアーメン
メシアン自身の言葉により、
アーメンは4つの異なる意味を帯びる。
-アーメン、かくあるべし!創造主の行為。
-アーメン、我は従い、受け入れる。汝のなされることを。
-アーメン、願い、欲望、かくあるべし、汝が我に、我が汝に委ねられることを。
-アーメン、それは成された、すべては永遠に定められ天国の中で成就される。
そして、お次は、
世の終わりのための四重奏曲。
こちらの曲は今年、メシアン100周年のため、2度めのライブでの鑑賞でした。
クラリネットの金井先生は、恩師の同じプログラムのリサイタルでの過去の好演も、
記憶にあり、再度、大変楽しみにしておりました!
そして、ヴァイオリンは小栗先生、チェロは斉藤 建寛先生、ピアノは児嶋先生。
いずれの先生方も、教育者としても超一流であり、(顔見知りのチェロのお弟子さんはほとんど全員が斉藤先生の門下生です。)温厚でお優しそうな 先生と、小栗先生の美しいバイオリンの音色と、児嶋先生のコントラストのはっきりした、強音は唸りを上げ、弱音は、繊細に響く音。とてもすばらしいアンサンブルでした♪♪
全8曲。メシアンは8という数字について、「7は完全な数、6日間の天地創造のあと、聖なる安息日第7日は無窮のうちに延長し、永遠の光と不変の安息である第8日となるからである。」と語っている。
1.水晶の典礼
2.世の終わりを告げる天使のヴォカリーズ
3.鳥たちの深淵
4.間奏曲
5.イエスの永遠性への賛歌
6.七つのラッパのための狂乱の踊り
7.世の終わりを告げる天使のための虹の錯乱
8.イエスの不滅性への賛歌
18日には、ピアノソロ、幼子イエスにそそぐ20のまなざし。全曲公演!若手ピアニスト岡本 麻子さんによる・・・に伺う予定です。そちらも、今から 楽しみです!