WaY
あの時「行かないで」素直にそう言えていたら
悲しさを紛らわすために必死に僕は
忘れようとしていたんだ
無意識のうちに君とのあの明るい日々さえも
僕は常に感じていた事がある
僕は君にふさわしい男なのかと
ずっと自身に聞いていたんだ
「なんで離れる理由を作るの」
と君に言われたとき
僕は自分の愚かさを知った
ぼくはずっと自分から壁を作っていたんだと
この空に浮かぶ太陽の一筋の光のように
こうして僕の君への気持ちが繋がった事を
君は覚えてくれてたのかな
あの日いつものように「行ってきます」
と言う後姿がいつもより少し小さかった事を覚えてる
あの時引き止めていたら消えずにすんだのかな
冷たくなった君は目も開けずにただ目をつぶって
穏やかにあの頃のように笑って
何度も何度も自分を恨んだ
しばらくの間動こうとしなかった
忘れようと必死に君を記憶の中から消そうとした
そうせずにはいられなかった
その日君を夢の中で・・・
そして僕に言った「ありがとう」と
寝ているのに涙が流れているのがわかった
彼女は僕に・・・
思い出は思い出のままで
悲しみを忘れるために
あの日々を忘れてはいけないのだと