普段のブログは考えるままに書いている感じですが、約半年前に書いたこの馬の出資理由についてウソは書いてはいないものの、私にとって最も重要なことはあえて書いてきませんでした。デビュー戦を迎えるまで知らないふりといいますか、そんな感じで過ごし、ここまでその最も重要なことには触れず心に留めてきました。

当時色々と書いてきた出資理由ももちろん大事です。

ただ本当の心の中での一番は「母オメガグレイス」、いや「競走馬オメガグレイス」という表現の方が適当であってそれに尽きます。


このブログでしつこいくらいに、「最も好きな牝馬はレディブロンド」と書いています。事あるごとにその名を出してきてますし、それが私の一口馬主出資馬たちに表れているわけですが。

なんだかここまでの展開から書き出すと止まらなくなりそうで(笑)、なるべく思いを押しころして書きます。


レディブロンドの競走生活を語る上で、オメガグレイスという競走馬の名は最も重要と言えます。一番のライバルと表せばよいでしょうか。

デビュー戦のハナ差勝利、内を突いたレディブロンドとは逆に外から伸びてきた2着馬、その馬こそがオメガグレイスでした。

その後の再戦では8着、そしてデビュー戦に続きTvhの名がついた3度目となる対戦ではまた2着。

もしデビュー戦の着順が逆であれば、最愛の牝馬が伝説的に語られることもなかったでしょうし、それこそ孫のダービー制覇ということもなかったかも知れません。もしかしたら今頃一口馬主をやめていたかも知れません。

全てたられば話ですが、そう考えれば相当に大きなハナ差だったとも言え。

あのレース、デザーモJKが最内を選択しなかったら、あるいはタイミングが僅かにでも前後していたら、そういうことだったはずで。

私、レディブロンドのレース映像は今でも1,2ヶ月に一度くらいのペースで見返すんですけど、どのレースも弟の名を借りればディープなインパクトはありますが、やはりデビュー戦、1回目のTvhが一番ですね。

そして、レディブロンドの仔がキャロットで募集されたのは私にとれば偶然。同じ流れでオメガグレイスの仔が昨年秋にグリーンファームで募集される、それも最後の仔という偶然、えぇ、びっくりしました。追加募集に名前が上がった時は。

クラブ加入時にはもちろん頭の片隅にすらなかったですし、オメガグレイスの仔はずっと同じオーナーが所有されてきましたからね。ただただ驚いた、まさにそんな感じです。

都合よく解釈すれば、私にとれば相当な運命的な出会いともいえ、デビュー直前、まだレースで走る姿は見ていないですが既に満足している自分がいます。

話は出資理由に戻りますが、もちろん競走馬としてどうなのか、ただそういう馬だからという理由一つで出資して良いものなのかとギリギリまで考えました。

グリーンは200口クラブですのでキャロットの2口出資と同じですから。

でもこんな偶然、チャンスは二度とないわけですし、やはりその気持ちが出資を後押ししました。


ここまで短く書こうとしつつも長くなりました(笑)。もちろん無事にデビュー戦を終えてくれることが一番ですが、あわよくばレディブロンドの孫たち、つまりラドラーダの仔たちと愛馬同士一緒に走るチャンスが生まれたら、その時は何とも言えない思いになるはずです。

そんな愛馬ロンドンデリーエアのデビュー戦です。

「今週10月20日(日)京都・芝1800mに藤岡佑介騎手でデビューする。10/17 藤岡佑 栗CW良    84.4-67.6-52.9-39.0-12.4 馬なり余力
イッツクール(古3勝)馬なりの外0.5秒先行同入」

※一部内容はグリーンファーム愛馬会より転載の許可をいただいて掲載しています。