牝馬の優勝と大きな衝撃を受けた東京優駿、ダイワスカーレットとの死闘を繰り広げた天皇賞・秋、両レースを制したウオッカの訃報を先ほど知りました。

 

残念ですという言葉しか出てきませんが、タニノフランケルをはじめ、残された仔たちには母の分も頑張ってほしいです。

 

そのウオッカが制した2つのレースの勝ち馬でもある愛馬レイデオロ、昨年に続きルメールJKを背にドバイシーマクラシックに挑戦しました。

6着という結果は残念ですが、無事に帰国できたようですし、また次のレースに向けて頑張ってほしいと思います。

 

「30日のメイダン競馬では流れを見て先頭に立つ。そのまま押し切りたかったが、直線へ向いたところで並びかけられると抵抗できず6着。」

 

長距離輸送がありますし、環境の変化がありますから、簡単にはいかないことは分かっていました。ただ、中間に伝わってきた情報から、2度目ということの慣れという点では安心してもいました。

 

戦前に抱いていた不安は、昨年のように厳しい展開になることと、得意の坂がないコースという2点のみ。前哨戦を快勝したオールドペルシアンが強敵と思っていましたが、普通に走れば悪くても一騎打ち、そんな思いすら持っていました。

 

レース直前、パドックの様子ですが、お腹周りの太目感は気になったものの、ところどころ映る姿からは落ち着いている感があり、これならという気持ちになりました。

 

ただ、輪乗りでレイデオロがアップで映った際、眼がとんでもなくギラギラしていたんですよね。これは正直ヤバい、と感じた瞬間でしたが、馬を曳いてくれていた外国人の方が顔をなでたりしてくれて、落ち着きを取り戻したような表情になっていた、そんな短い時間の出来事も、嬉しいものでした。

 

スタートを決めてくれて、逃げを伺った際、思わず「やった」という気持ちになりました。

今までにない展開ではありましたけど、レイデオロが気分よく走れる形が一番と考えていましたし、走るのが大好きなレイデオロにとって、スタミナ比べは歓迎と思ってました。折り合いもついているように見えましたからね。

 

でも、その後しばらくして画面越しに伝わってきたのは、「カメラ目線」(笑)。

完全に一頭だけ車を追いかけていましたからね。その走りに心が癒されながらも、大丈夫かなと、今度は不安が襲ってきました。

 

直線入口では厳しいことは分かっていました。それでもレイデオロなら抵抗してくれると思っていましたが、全くという形で離された6着に終わりました。

 

一つのレースに走るまでがどれだけ大変か、残念な形になってしまったケイティブレイブのこともありますし、そういう点では無事に出走できたことだけでも嬉しいものです。関係者の皆さま本当にありがとうございました。この後は体調を崩さずに過ごしてしてくれること、そこへの取り組みには感謝しかありません。

 

そんな敗戦ではありましたが、翌日の大阪杯での同期の皐月賞馬アルアイン、菊花賞馬キセキの走りを見て何とも心強くなりました。(馬券はワグネリアンからブラストワンピースを相手にしましたので、全然ですけど)

 

また改めて国内のレースで一緒に走る姿、それこそ次走予定されている阪神でのグランプリレースで頑張る姿を見せてくれると願います。

 

 

さて、レイデオロのレースは、前回書いた通り、

 

「羽田からのフライトで」

→前日飛びました

 

「海を渡り」

→本州を出ました

 

「気候が全く違う地の競馬場まで」

→最終日は雪が降りました

 

「はるばる来たぜ」

 

といえば函館ですよね。

 

ということで、当日朝は市電に揺られ函館競馬場に行ってました。

 

人一人いない競馬場で、ドバイ特集を見ながら心を現地まで届けました。

 

ドバイへの応援は早々に断念しましたので(笑)、かといって昨年同様に自宅での応援では、ということもあり、何か変えるためということの意味も込めて、家族旅行で函館に行ってました。今年はGIANTSの開幕カードも久しぶりに本拠地でなかったですからね。それならばと。

(まさか開幕カードのTV中継が日ハム戦のウラで、ごくわずかしか見られないとは思いませんでしたが(笑))

 

函館には年末に悪天候で行きそびれたこともありますし、昨年度はふっこう割を活用できましたというのも旅行の大きな理由です。

観光はもちろん、海の幸中心に美味しい食事も堪能できました。でもさすがにしばらく旅行には行けそうにありませんね。

 

さっきと同じ写真です。寒さを感じながらこの夜景を堪能した数時間後、ホテルのテレビで静かに気持ちをドバイまで届けていました。

一瞬は光が消えたかも知れませんが、もう一度輝きを取り戻してくれる、そう信じています!

 

※一部内容はキャロットクラブより転載の許可をいただいて掲載しています。