覚せい剤事件、男性に無罪=鑑定書は「違法収集証拠」-横浜地裁
2011年3月8日 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2011030800379
横浜市で2009年、覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反罪に問われた神奈川県茅ケ崎市の無職男性(45)に対し、横浜地裁(秋山敬裁判長)は8日、使用の陽性反応が出た鑑定書について「違法収集証拠に当たる」とし、無罪(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。
秋山裁判長は、警察の捜査について「令状もなく、勝手に被告の車の中を捜索した」と指摘。捜査に当たった警察官が覚せい剤を見つけた後、そのまま車内に戻したと認定した。
その上で捜査は違法性が高かったとして、被告の尿検査結果をまとめた鑑定書を証拠から排除。警察官について「同様の捜査を繰り返す可能性がある」と批判した。
被告の弁護人は「法を無視した捜査に対する警鐘」と述べた。
(2011/03/08-14:18)