どうにもこうにも生きなければならないなら。

最短ではなく最良を捻出するべし。

堕落する労力を努力の慣習に費やして、暇を換金するのだ。

その間を縫って、いかに馬鹿げた事を見つけ、熱中するための、お金を使うのだ。


誰にも負けない馬鹿げた事象を。


だって我々は生きなければならないから、それならばいっそ馬鹿をするにはどうすれば良いかを真剣に考えるのだ。


面白く生きたいならば、の話。



裂けるだけ裂けば良い。それが真剣にじゃれる為ならば。生き抜く為ならば。
光の届かない黒い水の中に、聞こえてくる歌知ってる?

長く波打った後に鈍く響く砂の渦巻く音、聞いたことある?








海にボートで漕ぎだして、仰向けになってお腹に手を当てて耳を済まして音を呼ぶの。


想像して、





ほら。




とてつもないエネルギーが海底から聞こえてきたでしょ?



恐ろしいその音は、わたしを震え上がらせると同時に、酷く安心させてくれる。

髪の毛一本残らず吸い取るようなその音を、必ずもう一度聞きたくなる。



恐怖による安堵という安易な方法でしか落ち着けない幼稚さも吸い込む、音。

何もかもを一緒に吸い取る力を持つ、音。

海から戻ったわたしの足に触れる砂の、痺れる感覚もまた極端に違って好きだけれど。

しかし心に浮かんでくるのはいつも

あの闇の音だ。



怖くて怖くて
でも
聞きたくて聞きたくて


そんな縁をゆらゆらたゆたって生きて居たい。
わたしの大事な人たちへ

どこへも行かないで
そばで見守っていて
こんな事があったよって 笑いあいたい
そんなでこぼこな毎日がとても愛しい


あなたが思ったその日が始まり

だからどうかどうかわたしにも物語を分けて

その日までわたしもわたしらしく生きるから