初めに断っておくと、特に模型の世界の広義な意味に於いては他人の嗜好や趣味を否定するつもりなど微塵も無いし、そもそもこの世界は各々が自由に創作を楽しむものだと思っている。

そして、ワタクシとしてはいわゆる〝美プラ〟には手を出す事は無いと思っていた。


ガンプラなどを作っても、ポーズを変えてディスプレイしたりブンドドしたりなどはせず、専ら模型制作そのものが楽しみであったから。

だから、固定ポーズのフィギュアとして鑑賞に耐えるキャラクターならいざ知らず、接合部剥き出しでやたらと細かく関節可動する美プラなど、造形として中途半端だとも思っていたからだ。


あと、キットの無駄にセクシーな露出表現と言い、重武装された華奢な女性キャラと言い…、悪く言えば〝大人のお人形遊び〟と言うか…。。。



だが何故だろう、何とは無しに制作動画など見ていたら変に興味を持ってしまった。


興味を持った明確な理由は自分でもよく分からない。

ただこのカテゴリーの多種多様な発展ぶりは相当なもので、ベテランモデラーを納得させるに充分なキットもあれば、初心者や制作重視でない者が取付き易いものもある。

世界観もデザインもキットの工夫も素晴らしいもので、提供側の熱意さえ感じる。

〝ガンプラ〟が模型の代表的なジャンルの一つであるなら、〝美プラ〟もしっかりとその地位を築いている…、様に思えた。



かと言ってどれか一つ作ってみる……、にはなかなか特定のキャラに思い入れを持てないなと思っていたのだが、暫く見ていると何故かシッカリと目に止まるキャラがあった。

…いや、居た。


コトブキヤのメガミデバイスシリーズ。

〝バレットナイツ エクソシスト〟と言うヤツだ。

どうもその表情や雰囲気に惹かれてしまった。

このシリーズは美プラの主力とも言え、多彩なポージングに耐える素体のポテンシャルとカスタマイズの多様性がウリか…。

ともかく、イイネと思えればモノは試し、早速購入。



ランナーはたくさんある様に見えるが、パーツ数はそれほどでも無さそう。



髪の毛のパーツなど、ディテールのシャープさなどは結構良いと思う。



フェイスパーツには表情がプリントされたものが3つ。

コレ以外にも瞳のデカールぎ付属し、やはり自分好みのカスタマイズが重視されているな。



パーツの種類を素材別に分けてみた。

上の箱は普通のプラ素材。

下の箱はABS素材。

クリアパーツや肌のパーツは全てここだな。

手のパーツはPVC(塩ビ)。

ジョイントパーツの一部はPOM(ジュラコン)。

そしてポリキャップ。


ジュラコンやポリキャップパーツは塗装の必要も無いが…、PVCはもちろんABSはやっぱりプライマー吹くべきなのか…?

Pサフ吹けば大丈夫なのかな?

皆どうしてるのか、もうちょい調べてみよう。



もちろん可能な限り塗装のして仕上げたいし、カラーリングも変えてみたい。

とりあえずは丁寧にゲートやヒケ処理しつつの素組からかな?