〝恐竜はロマン〟

オツムの成長が小学生あたりで止まってしまっている娘達からよく聞かされていたその言葉に実感を伴ったのはごく最近。
キッカケは、バンダイの〝イマジナリースケルトンシリーズ〟。



最初は、娘達へのプレゼントとして鑑賞に耐え得る作品を、と始めた。

でも、学術的資料と呼んでも遜色のないその完成度に美しさを見出した時、太古に生きた彼らに対してこの胸の高鳴りを禁じ得なくなった。



なまじ最初に作ったトリケラトプスが予想以上に上手く塗れてしまったので、スポンとハマったと言うのでもあるw。



製作者の細かなこだわりに感心しつつ、とにかく楽しく作る事が出来た。

一つ一つのパーツの処理は面倒な作業ではあったが…、まぁ戦車の転輪のパーティングライン消しよりはマシだw。



カッコいいとか美しいとか、何故か嗜好を持って行かれる。



出来がイマイチなくせにずっと当初のまま販売し続けていると評判のw、タミヤの恐竜達も作った。



ディテールはともかく〝恐竜とは何者か〟を考えさせられながら、作り続けた。



このシリーズは、もっともっと続いて貰いたいモノ。



たが、トリケラ、ティラノ、モサと続けば次が……。



ステゴサウルスも、お世辞にも良いキットとは言えない旧態依然としたモノ。

とにかく塗装を楽しむ為だけに作った。



パーツ割はとにかくモナカ。

ディテールは掘り直し。

今時のプラモデルに慣れてしまっていたら、完成までのモチベーションを保つ事さえ儘ならないかも…。





確かに太古に存在していたはずの巨大な生物。

だけど、いざ仕上げるとなると外見的な詳細など全く分からない恐竜。

未だ多くの謎を持ち、論争が繰り広げられ、現代の常識では説明のつかない部分もある不思議な爬虫類。

今秋は、それを知る為に福井の恐竜博物館にも行って来た。



そして、まるで神獣や神話のドラゴンの様な〝想像上の超リアルな生物〟に思いを馳せる事になる。


かくもファンタジックな現実を〝ロマン〟と呼ばずして何と言おう。

そしてもちろん、そんな〝ロマン〟を可視化する為に、制作物としての〝恐竜〟にハマって行くのであった。。。