色付けは全てエナメル塗料で、マゼンタ・シアン・イエロー・ホワイト・ブラックの五色だけで行う。

全ての色をこの基本色で調色し、エナメルクリアーを混ぜてクリアー系の塗料として使う。



先ずは口内塗装から。

ピンクや赤黒を塗りたくなるところだが、シアンを少量加えて紫がかった色にすることで静脈の存在を意識した表現が可能だとのこと。

と、動画サイトで得た知識の受け売りなのだが、ちょっとわざとらしいくらいの紫色でも確かにソレっぽく見える。

全体的に陰や生物感を意識して濃淡をつけたら完了。



歯もホワイトにイエローやマゼンタをごく少量加えて骨色に。

先っぽは真っ白にすることで鋭さを演出…、出来ているかな…?



何だか一気に色がついてしまったが、割とたくさんの色を互いに〝重ねながら〟塗っている。


ライン部分には黄色っぽいオレンジを。

全体的には青みの強い紫の基本色を。

腹やセイルには緑あじの強い基本色を。

また全体的にブラウンやグレーをフィルタリングしたりスポット塗装している。



全ての色を三原色の調色のみで作っているので、不思議とそれぞれの色のトーンと言うか〝調子〟が合う。

またクリアー系の色で塗装することで、下地の陰影を活かしつつ、自然なグラデーションを表現出来る。



塗り面積としてはかなり大きくなるものの、何処が何色とは一概に言えない〝生き物〟らしいムラやランダムさが出て来ると思う。



爪は黒く塗り、金属色のウェザリングマスターで化粧してみたり。



腹側はベースの黒が強く出ているが、皮膚そのものが緑っぽいのもよく分かる。



瞳はワニっぽいものにしてみた。


最後は少し単調なところにウェザリングカラーの黒やブラウン系でランダムにスミ入れしてアクセントとした。

全体的にはラッカーの艶消しクリアーで閉じているが、目だけは艶有りクリアーでコート。

とりあえずはここまでかな。