【イラン→トルコ 国境越え!で、まさかのホームステイ!】@8.25イラン→トルコ | Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

2012.8〜1年4ヶ月 47ヶ国の夫婦 世界一周食の旅を終えて、
御徒町で【世界の料理・世界のビール・スイーツ】の
お店 『ヒッチとカケル』やってます☆
ヒチカケと呼んでくださいね☆

とうとうイランとお別れです。
国境越えは何度しても結構緊張します。keiです。


イラン タブリーズの街のバス停からバスターミナルまでのバスに乗る。
バザールの近くにあるのだけども、説明しづらい。。。。

バス停で、バスターミナルまで行きたいのって
聞いたのはこのかわいい女子達。

英語がしゃべれたので、いろんなバスに聞いてくれて
ここだよ、って教えてくれた。

2000リアル。やすっっ!!!

Terminal-e Bozorg-e という
バスターミナルまで30分ちょい。
バスターミナル行きは「テルミナーレ」って
言えばいいらしい。


今日のルートは

Tabriz(タブリーズ)→MAKU(マークー)
→ Doubuyazit(ドーバヤズット)トルコ


という流れ。
ちなみにイラン側の国境の街の名前は「Bazargan」バーゼルガン
トルコ側の国境の街の名前は「Gurbulak」ギュルブラック


バスチケット予約してなかったからちょっと不安だったのだけど
マークーまで!と言ったら
みんなマークーまでのチケットを売ってるバス会社の窓口教えてくれた。

14:30,15:30,16:30しかマークー行きのバスは無くて
アゼルバイジャイ(Azar Buijan)社のみが行くらしい。
4万リアル(約200円)

ついでに一応アンマンまでのチケットある?って
聞いてみたけどやっぱり数週間は空きがないとのこと。。


国境が閉まったりするのかわからなくて
早く出たかったけど、バスの時間がこれしかないので
いたしかたない。。午後出発。
☆結果、国境は何時でも開いてるぽかったけどね。


14:30にタブリーズを出てマークーまでは3時間。
17:30頃に到着。

マークーからイラン側の国境「Bazargan」までは
タクシーで行くしかなくて
乗り合いタクシーがあるとチェックしていたのだけど
全然それらしきものはいなくて
(というか、外国人自体がほぼいなかった…)
タクシーのおっちゃんが客引きにわらわらやってきた。

ひとりタクシーで乗り合いで1万リアルくらいと
チェックしてたのだけど
タクシーのおっちゃんは「15万リアル」と言ってくる。

いやいや、それは高いよ!と言ってたら10万リアルと
値下げされたものの。。。

うーーーん。。。と思ってたら
少し離れたところで
タクシー運転手と戦っていた男性が「ボーダーまで行くの?」
と声をかけてきてくれて
「自分も行くから、一緒に行こう」と。

トルコ人のイギット。

このボーダーの街だとトルコ語も少し通じるらしく
タクシー運転手と交渉して1人2万リアルでボーダーまで。

イギットと話ていたら
私らが向かおうと思っていたトルコのドウバヤズットで
働いていて、そこに帰る途中だという。
トルコ国境の「Gurbulak」からタクシー呼んでるから
一緒に行くかい?って。

しかも、うちに泊まったらいいよ。って。

ついさっき、会ったばかりの人で
しかもなんならイギットは
体格がごつくてタトゥーとかがっつり入ってて
ちょっとこわい。。。


安全第一の私たちは、知らない人さまのお宅に
すぐ泊まるってことは、かなり抵抗がある。。
それでいい縁を逃すこともあるかもだけども
保身のためには、やっぱり避けておく方を選ぶ。

なので、「もしもバスがあったら、ドーバヤズットから
アンマン行きのバスに今日乗ってしまいたいし
アンマンでなくても、アンマンの方のトルコの街まで
移動しようかなって思ってるんだ」
って、話をしてやんわりお断り。。


イランの国境前に到着すると、闇金の方々が
イランマネーを両替するよ。って寄ってくる。

レートがイマイチ過ぎて、はてどうしようか…と
悩む私たちと、あっさり両替するイギット。

ちょっと粘ったりしたのだけど、
両替はもうないからな!って闇金の捨て台詞に
ちょっとびびりながらも両替しないで進む。

イランのイミグレ付近に着いたら
ひとりのおっちゃんがさらっと両替する?
って(笑)
そのおっちゃんの方がレートがよくて
さっきの捨て台詞にまどわされなくてよかった。。と
思いながら両替。
ちなみに、この後トルコ側では本当に両替がなかったので
両替する場合にはここらでしておくのがよいようです。



イラン側のボーダーはあっさり通過。スタンプぽーん。

実はイスラエルスタンプがあったから
入国も出国もどきどきしてたのに、あっさり入国&出国!



その後、てくてく歩いて、トルコ側の入国。

こちらは、イギットが先に行ってて
料理の話とかしてたのもあって
入国審査官が、トルコ料理なら僕の故郷がおいしいよ!
とか、そんな話をしてなごやかに、スタンプぽーーーん。


ありがとう!イラン!!

そして、ただいま! トルコ!!!

トルコ側のイミグレの建物を出て
私「ここはもうトルコだよね?」
イギット「I hope so」
「じゃあ、もうスカーフ取っても大丈夫なんだよね?」
イギット「もちろんだよ!!!」

ってことで、スカーフ取って、長袖を脱いで記念撮影!
いや、実際この日とかかなり暑くてね。。汗だくだったのよね(笑)


このトルコの国境を出たら、
乗り合いのタクシーが人待ちしてたりしてたのだけど
イギットが呼んでいたタクシーが待っていて。

イギットに友達?と聞くと
(友達だったら、もしも悪い友達だったらどこかに連れて行かれたら
 車だと逃げようもないので、びくびくしてて)

タクシードライバーの方が答えた。
「彼は僕の先生だよ」

先生???

話を聞いたら、イギットはお医者さんで
この辺の村も回ってるお医者さんで
このタクシードライバーのホームドクターでもあるんだって。
なんと!とてもお医者さんぽくないけど(笑)

タクシードライバー曰く
「イランとトルコの国境ら辺の山々にはテロリストが
 潜んでいたりして、この辺は危ないんだよね~」って!

いやいや、早くここから移動しましょう(笑)

結局イギットと一緒に
そのタクシードライバーのタクシーに
便乗させていただき。。。

1時間くらいでドウバヤズットに到着。

私らがバスを探してるということで、
バスターミナルに行ってくれて。

アンカラ行きのバスはやっぱりなくて。。
アンカラ近くでも翌日のカッパドキアまで。
でも、少しでも進みたかったのでカッパドキア(ネシュビル)行きの
翌日のバスのチケットを購入。
80TL。(トルコリラの持ち合わせがなくて$で支払う)

バスターミナルでチケット手配とかで時間もかかるし
イギットにもうここで大丈夫だよ、ありがとう。
というと、
「いや、今日うちに泊まればいいよ。
 ホテルは綺麗じゃないし、無駄なお金使う事ないよ!」
「いや…でも大丈夫だよ、明日早いバスだし、ホテル泊まるし」と
お断りしたのだけども、家はここから近いし、さあ行こうと。。。

いや…どうしよう。。。。

おたけ氏も私を心配して、
何かあったらどうもできないし!

いや、いい人っぽいけど。。でも…でも…

と、びくびく心配&焦る私らをよそに
イギット「お腹すいてる?」

…すいてる。。。

イギット「ごはん食べに行こう!」

タクシードライバーはじゃあここで。とお別れ。
イギットにタクシー代、いくら払えばいい?と聞くと

「いらないよ!大丈夫!」

と、ごはん屋さんに歩いていくイギット。

え?え??だって。。あの。。。


イギット「ドウバヤズットはさ、田舎でなーーーんもないんだよ!
     つまんない街だよ。
     僕らは研修的にここで仕事してるんだけど
     レストランはだいたいおいしくないしさ。ここくらいかな」

って、連れてきてくれたレストラン。
ロカンタでずらっと並んでるおかず類もあったのだけども

イギット「これは作ってから時間が経ってて新鮮じゃないから
     あんまりだよ」

って言うので、イギットがオーダーするのと同じものを
私らもお願いする。


アレキサンダーケバブ
っていうんだよ。って教えてくれた。

これが、すっっっごいおいしい!!!
お肉がよく焼かれていて、カリッとしてるけどジューシィで
トマトソースが結構濃いのだけども、
ついているヨーグルトソースが濃厚で
サワークリームっぽいけど、そこまで重くなくて
すっごい絶妙のバランス!

お肉の下にはエキメッキ(トルコのバケット)も入ってて
それがトマトソースとケバブの肉汁を吸ってて
またおいしい!!!


サラダはさっぱり。


マルジュメッキスープ。
トルコのおいしいもったりスープ。
やさしい~~~。

ここのレストランのアレキサンダーケバブは本当においしかった!!
これはまた食べたくなる味!!!

すっかりお腹いっぱいになって
お会計をしようと思ったら
イギット、顔パスって感じでお金払わないで出て行って!?
お金払うよ~~と言ったら

「いらないよ!大丈夫!君たちはゲストだからね!」

って。。。
私ら危険とかを考えてびくびくしてるのに
逆にすっかりいっぱいおごられてる。。。。


お家は街中で、同じくドクターの同僚と一緒に住んでいて
広くて綺麗なお家。

この彼もまたすっごいソフトで親切。

彼ら、二人で休みを交互に取ったり融通がすごいきくというか
きかせるから、
バケーションは6ヶ月だと!!!
これはさすがに普通のトルコ人ではないらしい(笑)そうよねもちろん(笑)


私ら、旅に出てから、ホームステイとか、
安全第一のもと、してこなかったのだけども
まさかのここで、しかも流れでホームステイ(笑)

さあ、飲もう!って
おたけ氏はトルコのラキ(アニスのお酒でお水を入れると
お酒が白くにごるというトルコ名物なお酒)をはじめていただき

「ラキにはメロンとチーズがあうんだよ!」

って、メロンとチーズも出してくれる。


飲みながら、私らが世界を回ってきたこととか写真をみせながら
いろんな話をしていると、
彼も旅好きで、いろんなところに行ってるんだけど
ホントにうらやましい!!というか憎たらしい(笑)って言われながら(笑)

お互い行ったことのある国の話とかしてると
「あそこのナイトライフは楽しんだ!?」

私ら、異国の夜は危険が多いこともあるし
元々飲む方でもないし、クラブとかに行きたいという若さもないし(笑)
だいたい、夜はほどほどに宿に戻って生活してることが多いので
そう話すると

「なんで~~!!!あそこの夜を楽しまなかったなんて!!」

と、次々つっこまれる(笑)

しかも、だいたい私らがしてる貧乏旅行とは別物で
イランもかなりいいホテルに泊まってたり
他の国も滞在費のケタが違う(笑)

最初、警戒してごめんね、イギット!


本当にただのすっっっごいいい人だった(笑)

もうね、誘ってくれてよかった!
イギットのお家に泊めてもらえてよかったよ!!!

イギットも途中で友達からメールとか来たら
「今、日本人の友達と一緒なんだ!」って
ちょっと自慢気に話してくれたりして。
なんだか、楽しんでもらえてたらよかった。。

すっかり仲良くなって、
しかもイギットも酔いがまわってきて(笑)
途中で普通にトルコ人の友達の気持ちになって
英語ではなくてトルコ語で話出したりして(笑)

「あ、トルコ人じゃなかったね」って(笑)

なんだかさ、そうやって言葉とかを越えて友達と
思ってもらえるのも、嬉しくて。


最後はなぜかこんな仲良しっぷり(笑)


イギットは日本にも行きたいって前から思ってたらしく
途中でホントに航空券の料金調べたり(笑)

いつか、日本に本当に行くよ!!って。

本当に待ってる!!!!
今度は私らが接待するっっっ!!!

あ、こんな素敵なイギットは絶賛嫁募集中です♪
日本人女子、今がチャンスですよ☆


どうしても自分らの保身を考えたら
ほいほいと素性のわからない人のお家に泊まるのは
抵抗があるし、たぶん今後もこのスタンスは変わらないと思う。

とはいえ、こうやっていい出会いとか縁を逃して
しまう可能性があるのもすっごいわかってる。

今回は本当にすごいついていて、いい人に出会えた。
それは本当に本当にすごくラッキーなことで
本当に出会えてよかった!!!

本当にありがとう!!イギット!!!
また日本でねっっ!!!


そんな、世界一周360~361日目のHitch× kakeru*でした。

今回も読んでくださってありがとうございます☆

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