2.3 インド*アグラー→バラナシ鉄道が…その1。 | Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

2012.8〜1年4ヶ月 47ヶ国の夫婦 世界一周食の旅を終えて、
御徒町で【世界の料理・世界のビール・スイーツ】の
お店 『ヒッチとカケル』やってます☆
ヒチカケと呼んでくださいね☆

インド鉄道の洗礼受けまくりました。keiです。。
今回は長いですよ。。先に言っておきますよ。



アグラとかアグラフォートからの
鉄道のチケットが取れなくて
取れたのはアグラから車とかで1時間半くらいのとこにある
TUNDRAという駅からの鉄道。

しかも、着くのもバラナシではなく
ムガールサライというバラナシから
オートリキシャーなどで1時間くらいの駅。

そして、寝台ながら3段ベットの鉄道。

こういう鉄道は緊張する。
寝台とかはスリとかも多いとか悪い噂もあったりで。
それよりなにより、だいたい駅に着いた時に
『○○駅~』的なアナウンスもほとんどない!

なので、うっかり寝ちゃってるとあっさり乗り過ごすという!
緊張ですわ。
鉄道の時間は夜8:40発。

わからない駅だし、ちょっと早めにいっておこう。
と、6時に宿を出発。

すると7時には駅に着いちゃった。

2時間近く時間あるよ…と
駅前のチャイ屋に入って暖をとる。
すると、停電…。

このツンドラって駅、そんなに大きくなくて、
地元な方々いっぱいで、駅周りも栄えてるわけでもなく。

停電になると真っ暗。
これが心細くなるんだよねぇ。。

しかも、私たちの頼みの綱の
鉄道の電光掲示板が壊れてて
なにも表示されてない!!!!
ホームもわからないし…。


なにやら掲示板下に人だかりがあって、
見に行くと、乗る列車の番号は書いてあるものの
2なんとか(ヒンドゥ)→3とかってなってて。

たぶん3はホームの番号なんだろうけど、
その前の2ってなんだ??


おたけ氏が近くにいたインド人に聞きまくると、
2時間ディレイ(遅れ)だそうな…ひぃー。

インドの鉄道は遅れる。
これは定説だから心してたのだけど、
いままで割と順調に来ちゃったから、あらまぁ。
(しかも元々早く来てたからなおさらね)


ま、仕方ないから待つわけなんですが。

で、waiting roomってのがあるよっておたけ氏見つけてきてくれて、
寒いのもあってそこに避難。

すると、そこには欧米人女子集団と韓国人女子2人と地元の方々が少し。

待ってると、欧米人はポーター(赤い服を来て、
荷物運びをする人たちが駅の周りにはたくさんいて、
それぞれが雇うのだけど)を雇っていたようで、
2時間遅れだよと報告にくる。

ほほー。ポーターってそういう役割もあるのね。
ただ英語下手で、欧米人もすんごい確認とかしまくってたけど(笑)

私らはポーターもいないもんで
欧米人の彼女達に同じ列車?と聞いて2時間遅れだよね?と確認(笑)


寒い中ひとまず待つ。。
ネズミとか走ってるウェイティングルーム(笑)
欧米人は元気よくカードでゲームとかしてて(笑)
さすがだなぁ。と妙に感心(笑)


やっと10時になった頃、またポーターがやってきて
さらに1時間遅れだと。。
横耳でその状況を聞いてると
(実際には横耳どこでなく、凝視だけど(笑)
ポーターがやってきて
1人100ルピーで雇わないかと。
100は高いよー。荷物運ぶし、ちゃんと席まで連れて行く
とか粘られられ、さらに50でどうだ!?と勝手に値下げ(笑)

でもいいや。とお断り。

一緒に待ってた韓国人2人は遅れてる情報を
聞いてなかったのか

時間の30分前にホームへ出て行ってしまって。
日本人と韓国人、やっぱり時間前行動(笑)
不憫に思ったおたけ氏、
遅れてるよって教えに行ってあげたりして。



なんだかんだと8:40発予定が時間は11:00過ぎ。
ポーターが来てそろそろホームへ、
と欧米人に声をかけにくる。


それをみて私らも一緒にホームへ。
ちなみにそれをみた韓国人も一緒にホームへ(笑)

そして、なぜか例の韓国人女子2人も私らのそばにぴたっと(笑)
でもどうせ車両は外国人車両(Aとかね)
だから、私らのSとは違うのになぁと思ったり。


ホームに行くと、今度は列車が来たらどこから乗れば
席なのかがわからないから、ちと不安になる。

その頃にまたポーターが1人30でどうだ?と(笑)
一瞬揺らぐけど(笑)ここまで耐えたのに(笑)←なんの攻防!?
と、断ると、S2の席はホームの後ろの方だけどね。
と言い残し去って行く。
ふんっ、どうせ嘘言ってやっぱり雇えばよかったって作戦でしょ。


ちなみにホームに降りてきてからすでに1時間くらい経過(笑)
寒いっ。。
デリーで買ったブランケットがあってよかった。
あったかいよ。
くるまって、列車を待つ。


少し横道にそれるけど、インドって男の人達は
平気でそこらで立ちション文化。

で、この列車を待ってる時に、
衝撃的な場面に遭遇。

サリー着たおばちゃん、しゃがんでトイレしてるーー!!!
びっくりして、え?パンツは!?と言ったら
おたけ氏、はいてなかった。って

なんで知ってんの!?
だってさっきおしりべろーんって丸出しだった。
…だそうな(笑)

するんだ…外で、つかホームだ!ここ!!

さて、やっとこさ列車の光が見えてきた。
こっからが戦い!
自分らの乗るS2の車両を短時間でみつけて、乗り込まないと!

目を凝らして、来た列車の車両ナンバーをみる。

S席…後ろだっ!!
ポーターの言った通りじゃん…ホントなこと言ってたんだね…

私らがいたところから結構距離がある。
走る!走る!走る!!!

が!!!私のゴロゴロバックのゴロゴロ部分に、
ブランケットを縛り付けるためにつけたリボンが
絡まって取れない…
ゴロゴロが回らない…ぎぃやぁーーー!←テンパりマックス。


おたけ氏ももたもたする私になにしてんの!と焦る。
で、一緒にバックを持ってくれて走る!走る!!走る!!!

やっとこさS2の車両に着くも
ドアが開かない!!!
しかもホームにはもう人影がなくなってる!!
やばい!!さらに焦る。

近くを通りかかったチャイ屋のおじちゃんが、
あっちから乗れ!と
次の車両を指差す。

一両分、また走る!!!!

たどり着いたらドアが閉まってる…
勢いよくひっぱると…
開いた!!!!

で、乗り込む。
ほっとしたのもつかの間。

乗り込んだところ(車両連結部分)には人がたくさんいて
S2の車両の方に向かうと…

床で人が爆睡中…

重いバック(20kg弱)を担いで、
人を越えるなんて…
真上から落としちゃうよ…
アタフタ…

すると、近くにいたインド人の若い兄さんが、
バックをさっと持ち上げる。

え!?この人、いい人!?悪い人!?
このまま、バック持ってかれる!?

と、焦る私を差し置いて、
さくーっとその寝てる人を越えて
車両内にバックを運んでくれた…


あぁ…兄さん。本当にありがとう…

障害物(人)はまだまだ、続き、
なんとか自分らの席まで着くと
なんと、さっきまでぴたっといた韓国人女子が!(笑)
私らの席の下でした(笑)

でもって、私らの席には…

人影が!!!

おっさん、寝てるーー!!!

おたけ氏、毅然とおっさんの足を叩き、
ここ自分のシートなんだけど!と言うと

爆睡してたおっさん起き上がり
あっさり、あぁ、すまんすまん、と去ってゆく。
あら、もっと、ごねるかと思ったら(笑)

やっとこさの思いでシートに荷物を上げて、鍵でぐるりと警戒体制準備OK。
私は例のおやじが寝てた方に。
ふぁーーーー。乗れた…。
疲れた…。
と、横になる。

…インドのおやじくさい…
おやじぃーーーっ!!!!

やっとこさ乗り込んだはいいけども、今度は降りる駅を逃さないようにしないと。



そんな、世界一周160日目のHitch× kakeru*でした。
まだまだつづくインド鉄道。。



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