まず最初に注意書き。

音楽や歌を愛好する人、およびその趣味のことは言っていないよ? 

 

 

 

だからすっげえ当たり前な話から入るんだけど、

仮に「最高の音楽(A)」とか「最高の歌(B)」とやらが実在したとするじゃん?

 

音楽の話をするならAさえあればいい、歌の話をするならBさえあればいい、

そんな「実際に」スゲエものが実在したとすれば、

人類は未だにAかBの話しかしていないはずじゃん?

 

でも現実を見るまでもなく、そうじゃない。

 

誰が聴いてもわかる名曲なんてないし、

万人が聞き惚れるような歌手なんていない。

 

否、それならそもそも音楽に興味のない人なんかいるわけがない。

 

さすがにそれを否定するほどアホな人はおらんでしょうし、

すなわち、そういうことなんですよ。

 

歌や音楽そのものは、誰も求めてないんだよね。

 

自分が快適になれる、楽しくなれる娯楽・現実逃避を求めてるだけ。

 

だから音楽にも多種多様なジャンルがあるでしょ?

 

音楽そのものが素晴らしいわけでも、

特定の歌手や作曲家が素晴らしいわけでもないから、

選択肢が生じる。

 

男性でも女性ボーカルが好みだって人もいれば、

女性だから男性ボーカルの歌を歌っちゃいけないなんてルールもない。

 

自由だからこそ絶対ではない。音楽こそ、そういう趣味であったはずだからな。

 

格闘技や武道もそうなんだけど、

何か一つのやり方だけが絶対の真実ではないからこそ、

多種多様な理屈が混在し、それらが存続するわけで。

 

それは絵画でもいいし、彫刻でもいいし、映画でも小説でも、

アニメでも漫画でもゲームでもVtuberの生配信でも、

筋トレでも犬の散歩でも料理でも仕事でも何でもいい。

 

何か一つのものだけが絶対であるなら、人類は誰もが同じことをするはずなんだよ。

 

食事、睡眠、排泄、セックス。

あとは会話、学習、思考とか、競争・闘争・戦争とか?

まあうん。絶対に正しいといえるものなんて、それくらいしかない。

 

そこに音楽が入れるのかっつーと、まあNoですよ。

 

 

 

じゃあそもそも音楽や歌って何なのかって話になる。

 

 

 

人類史を遡ると、

だいたいどんな地域にも存在したものって例外なく、

「歌、踊り、酒、宗教(正しくは「共通の価値観」)」なんだよね。

 

現代でいう道徳や法律や科学理論が、昔は宗教として存在していただけ。

 

歌と踊りと酒は、

どれも「肉体さえあれば誰でも楽しめる娯楽」。

もちろんセックスも含む。

 

現代社会では細分化され多様化が進んでしまったというだけで、

まあ結局やってること自体は大差がないわけよ。

 

音楽はそのひとつであった。

 

当時は本やネットなんかなかったから、

大事なことを語り継ぐには、文字より言葉が優先された。

その結果、ただ喋るだけではなく楽しんだほうがいいとなって、歌が生まれた。

 

だから音楽の人気そのものは、

ネットの普及や経済規模や人口のインフレに伴い市場こそ成長してこそいるが、

音楽以外にも楽しいものを見つけた人が大勢いて、衰退傾向にある。

 

少なくとも死滅しつつある音楽ジャンルなんて無数にあるからね。

 

「そこそこの楽曲があればいい」という人が大半を占めるからこそ、

無名の素人が初音ミクを使ってDTMで名をあげるようになり、

その象徴・最右翼がYOASOBIあたりじゃあなかろうかね?

 

 

 

あくまでも、文字通りの意味で、「必」要かどうかって話ね。

 

 

 

音楽はその必要性を急速に失っている。

 

過去の名曲ってのはやはり名曲なわけで、

人類が記録と共有を容易なものにすればするほど、

10年語り継がれる名曲、20年語り継がれる名曲、どんどん増え続けていく。

 

そうなると過去の名曲だけでいいという人は当然増えるわけだし、

もはやクラシックだけでも全曲網羅してる人は稀で、

ポップスなんて1割どころか1%も網羅していたら変人どころか化け物である。

 

本当に音楽そのものが、歌そのものが素晴らしいというなら、

それらの全てに突撃しているはずなんだけど、

そんなアホがいたらそれこそ危ない。

 

必要なのは音楽という口実で何かをすることであり、

歌という手段で何かをすることであり、

代替可能になれば、存在意義を失うのは当たり前なのだ。

 

それこそロックミュージックなんて、

反体制イキリカスパヨクのオナネタにすぎなかったから、

もはや皆保険や年金で国の世話になってる老害がロックと反体制を語る有様だ。

 

あくまでも音楽は口実にすぎない。

本来果たされるべき目的があったから、その手段に音楽が選ばれたにすぎない。

 

だから酒だって、サウナなりスポーツジムなり、

「血流をよくして体温を向上させる手段」が増えた現代であれば、

それを愛好する人はどんどん減るわけだ。

 

アルコール中毒なり酒乱なり飲酒運転なり、

現代社会の秩序や自己利益の追求には不適切なものが多い。

煙草やイレズミも同じこと。タトゥーといいかえても変わらない。

 

 

 

 

 

もっと「わかりやすく」言うなら。

 

お前が敬愛してる歌手なりミュージシャンなりアーティスト(笑)なりがいたとして、

なぜ僕や世間様の全員が、

お前と同じようにその三下ウスラバカを礼賛しないでいるのか、ってことさ。

 

それはあらゆる趣味において、

あるいはあらゆる生き方において、同じことが言える。

 

あなたが僕の何を否定するのも自由だが、

僕もあなたも「メシを食ってクソを出す動物」であることは変わらない。

 

でも音楽はそうじゃない。

 

メシとクソはあなたに強制可能でも、音楽や歌はあなたに強制可能なものではない。

 

本当に必要なのはメシやクソのようなものであり、音楽や歌ではない。

 

この音楽のよさがわからないお前は無能だのセンスがないだのと、

公然と誹謗中傷したがるイキリカスが増え続ける限り、

「音楽趣味の公言や強調なんて、ただの自己表現じゃねえかw」と笑われるだけ

 

そういう自覚すらない人たちにとっては、

音楽は世界を救えるものなんだろうけど・・・

 

まあ、

普通の医者や病院が見捨てた手遅れクソ患者(!)が、

世界中からやってくるのが、我が家だったもんでね・・・

 

音楽で世界が救えるなら医者はいらねえんスよ(暗黒微笑)

 

 

 

 

そんなことを喋っておいて今更だけど、

かくいう僕は音楽が好きだよ。歌も好き。

 

ただ、あなたと同じような楽しみ方はできないよっていうだけ。

 

ビートルズ信者はいつまで寝言ほざいてんだとしか思わないし、

たかが歌手ごときに売るべき媚があるだなんて法律も知らないし、

僕が好きな音楽に、僕以外がケチをつけていい道理なんかあるわけねえだろがと。

 

 

僕はあなたにケチをつけない。

だからあなたも僕にケチをつけるな。

 

気に入ったときは絶対に賛同してやるから、

気に入らないものへの賛同なんて絶対に要求するな。

 

それが歌だろうが、絵だろうが、宗教だろうが、性器の具合だろうがだ。

 

 

 

 

そして、少なくとも僕は、あなたのオススメなんか聞いてない。

 

「お気に入りを自分で見出すこと」が、僕にとっての音楽趣味だ。

 

作ることでも、歌うことでも、特定個人に入れ込むことでもない。

 

作るのも歌うのも聴くのも好きだけど、

特定個人に入れ込む誰かのマネを強制させられるのだけは絶対にイヤだ。

流行だの話題だのは一番どうでもいい。

 

何億円売り上げた音楽作品だろうと、

僕の心に響かないなら、

それはただの騒音だ。

 

少なくとも僕にとっては。

 

 

 

 

 

そりゃあ音楽なんて無価値だろ?

 

だから「売れないミュージシャン」って人種がいるんだ。

価値があるなら全員売れてなきゃおかしい。

 

顔がいいだけで、歌がヘタでも人気は出る。

踊りがうまいだけで、歌がヘタでも人気は出る。

知名度があるだけで、歌がヘタでも人気は出る。

 

歌のうまさ()なんて全人類に共通しているものじゃないから、

圧倒的な歌唱力()だなんて言われても、

だーーーーーーーーーれもそんなもんを求めていない。

 

歌唱力()だの実力()だのが欲しくて音楽を愛好してる人なんて殆どいない。

 

聴いて印象に残って好きだなと感じたかどうか、それが全てだ。

 

何ならマイケル・ジャクソンでさえ、

音楽そのものよりもPVで名を残してるくらいだしな。

 

 

 

 

 

 

誰もが好きにやっていいから趣味なんだよ。

 

「こうしなきゃいけない」だなんてルールを決められたら不愉快で邪魔なだけだ。

 

自由にしていいから音楽、自由にしていいのが歌だ。違うか?

 

だから好きな歌つながり、

好きな音楽つながりで生まれた場所は、

すごく居心地がいいだろ? 自由の先に辿り着いた場所だから。

 

だがな。

居心地のいい場所が欲しいならテメェで作るか、

既にある場所の居心地のよさを守る努力をしなきゃいけねえんだよ。

 

歌や音楽を、

居心地のいい場所が欲しいだけなお前のワガママを、

その場所を作ってきた皆様へ聞かせる口実にしちゃいけない。

 

お前の居心地のよさは、他人が保証するもんじゃないんだよ。

 

歌も音楽も、

俺に私に居心地のよさを提供しろという交渉を持ちかける口実じゃない。

 

 

 

 

歌や音楽が好きなら、それくらいのことは弁えておけよ。

 

他人の好き嫌いをホイホイ侮辱してると、誰にどう殺されても僕は知らんぞ?

 

男を散々アッシーメッシー呼ばわりしてきたバブル世代のババァが、

売れ残って必死に発狂してるのを見て理解しろ。

 

お前の好きで、他人の好きを傷つけてはいけないのさ。

それがオタクの嗜み、全ての趣味人に強制されるべき鉄則だ。