みなさま、こんにちは。
国家資格キャリアコンサルタントの
ランロズです。


不登校の母を経験した私は

40代で子どもの気持ちを理解するため

大学で学び直し、

現在は、NPO法人で

引きこもりの方や精神障がいの方の

自立のお手伝いをしています。


この数ヶ月は、

NPO法人への転職と、4年間海外赴任を

していた夫と再びの同居生活と、

環境に大きな変化がありました。


疲れが溜まったGW明け、

なんとなく太ももに違和感を

感じたものの、そのうち治る

だろうと放置していました。


そのうち二つほどの発疹を発見。

それも、虫さされかな、程度で

忙しさにかまけて放置。


数日後、内股に発疹がワッと出て

ようやく皮膚科に受診。

「帯状疱疹」という診断でした。

最初の違和感からすでに10日以上、

最初の発疹からは5日以上経っていました。


病院からもらった帯状疱疹を説明した

冊子によると、ストレスや疲労で発症する

ケースが多いようです。


アメリカのホームズらが開発した

ストレス測定法に

「社会的最適応評価尺度」

というものがあります。

ライフイベント法とも呼ばれ、

結婚に対するストレス度を50点とし,

それを基準に0~100点の範囲で、

ストレスに対して再適応に要する

エネルギー量を評価します。

つまり点数でストレスの程度を

表したものです。


ホームズの社会的最適応評価尺度



参考:
Holmes TH, Rahe RH. The Social readjustment rating scale, J.Psychosom.Res,1967;11;213-218

アメリカの少し古い研究なので

文化や時代の違いを感じられるかも

しれませんが

結婚や妊娠、成功など、一般的には

ポジティブな変化

であっても、ストレスとなることが

わかります。


今回の私の場合は

転職36点、生活条件の変化25点、

労働条件の変化20点、合わせると

81点、けっこうなストレス要因

があったんだなと、と思いあたります。


転職も夫の帰国も

どちらも、望んでいたことでは

あったのですが、大きな環境変化でした。


この評価尺度は成人用のものですが

思い返すと

娘が不登校になったとき

学校の友人とのトラブルが直接のきっかけ

ではありましたが

マンションから戸建てに引っ越した

タイミングと重なっていたように

思います。

もちろん、広い一戸建てへの

引っ越しは本人も楽しみにしていた

イベントではありましたが。



失業や離婚、死別などと違い、

就職、昇進、栄転、望んだ転職、

婚約、結婚、妊娠、出産、家の購入など、

ポジティブな変化のときは

自分も周囲も

ストレスを見過ごしたり

軽視したりしがちです。

こんなときこそ、疲れが溜まっていないか

無理をしていないか、まずは

自分自身でセルフケアを

丁寧にしたいものですね。


ちなみに、帯状疱疹は

発疹から3日以内に薬を飲み始めると

予後が良いそうです!

みなさま、お気をつけて。


では、また🤗












みなさま、こんにちは♪

キャリアコンサルタントの

ランロズです。


今朝は、早く出勤し

時間ができました。

不登校の母を経験した私は

40代で子どもの気持ちを理解するため

大学に入り直し、

今、キャリアコンサルタントとして

引きこもりの方や精神障がいの方の

自立のお手伝いをしています。


当事者のお母さまに接する

機会も多く

その辛いお気持ち、心配なお気持ち

に接していて思うこと。


お母さまの苦しさのもとは何だろう?


過去のブログを読んでいただければ

わかりますが(ほとんどアメ限なので

興味がある方は申請してくださいね)

私自身も、子どもが引きこもっていたとき、

子どもの気持ちを理解したいと思いながら

本音では

何とか学校へ行けるようになって欲しい

このままでこの子は自立できるんだろうか

と、苦しい毎日でした。


その時の私に今言ってあげたい言葉は


不登校は誰のせいでもない。

もう、自分を責めるのはやめて

自分で自分を幸せにしようよ。


こんな言葉は、当時だって

いろんな人が言ってくれていたけれど

ハラに落ちていませんでした💦


子どもには引きこもる事情がある。

誰のせいでもない。

子どもが学校に行っても行かなくても

自分を幸せにするのは

自分自身。


こう覚悟を決めると

お母さんはラクに

そしてそのことで

お子さんもラクになるのです。


ては、また🤗









みなさま、こんにちは。
キャリアコンサルタントの
ランロズです。


私は発達障害や精神障害の方の
生活や就労の支援を地域社会と

繋がりながら行っています。


どのような方も自分が住んでいる町で

支え合いながら

生き生きと生活できるといいな、

という思いで仕事をしています。


そんななかで、

ふと目にした本が


『生き心地の良い町』

ーこの自殺率の低さには理由がある

岡 檀(おか まゆみ)著


です。著者の岡さんは、徳島県海部町は

近隣の町と比べても突出して

自殺率が低い、ということに着目して

自殺予防因子を調査、研究しました。

その結果と過程を誰にでも

わかりやすい形に

まとめたのがこの本です。 


この本によると海部町の

自殺予防因子は


1、ゆるい繋がり

強い絆でいつも助け合うのではなく、

必要なときに過不足なく援助する、という

さっぱりとした関係性ということです。


2、「病は、市に出せ」

病気や困ったことがあったら、早めに周りに知らせて、援助を求めることを良しとしている。援助を求めることへの抵抗が少ない、ということです。


3、いろいろな人がいたほうがよい

社会にいろいろな人がいるように、クラスにもいろんな人がいたほうが良いという考えから町として特別支援学級の設置に反対している。また赤い羽根募金や老人クラブへの参加などの同調圧力がないなど、排他的傾向がより小さいコミュニティである、ということ。


4、人物本位主義

家柄や学歴、職業上の地位に惑わされる人が少ない。住民アンケートでは、地域のリーダーは学歴ではなく、問題解決能力で選ぶと答えた人の割合が、近隣の自殺多発地域よりも高かった、との調査結果を得ています。


5、政治参加に意欲的

海部町ではお上頼みではなく、自分たちが政府を変えていけると考えると考える人の割合が、自殺多発地域よりも多かった、といことです。


5つの因子のほかに、

気になるワードとして、


 「監視」ではなく「関心」

  幸せでなくてもいい


というものがありました。


私の解釈では、

「監視」と「関心」の違いは

肯定的な目線で他者を見ているかどうかということ。

幸せでなくてもいい、

というのは、

幸せじゃくても

大きく不幸でなければいい、という考え方。

実際、アンケートをとると

海部町では「幸せ」と答える人も

「不幸せ」と答える人もどちらも統計的に

少ないのだそう。


ひとことで言うと「風通しの良い町」

とも言えるのかなと思いました。

市民としてのありようや

職場のチーム作りの参考になりそうですね。


ではまた。