![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/c1/71/g/o0400025714607923534.gif?caw=800)
平成24年度 (結城)紬織物技術講習会
講師 日下田 正 先生
<日下田 正>とはどんな人物か?→栃木県伝統工芸品<益子草木染>
日下田藍染工房(栃木県有形文化財指定 の藍染工房です。) 本人は栃木県無形文化財指定(平成17年)で、
日下田さんが藍について、かなりの長文で書かれているが、おいらが彼の文章を簡潔に抜粋すると、
<あまりに複雑な染法、そして原料である藍が高価であるということなど、やむを得ないことであり、
やがては滅びゆく運命にあるのではないかと思います。>というのである。インドからはるばる日本に伝わった藍
はジャパンブルーと呼ばれ、東洋でも高い評価をうけているが、原料が高すぎて職人の利幅がせまいといいたいのである。
もちろん、この時期(2012年)に講師としてよんだのは適任者である。バックボーンが結城紬とかなり似ている。
ただ、結城紬と違うところは、結城紬は利幅をかえても客がくるところにある。それに対して、藍染めは難解な技法で
はあるが利幅をかえると他の産地に客をもっていかれたりする。でも、結局、ギリギリの環境の中で仕事をしている
ということに変わりがない。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/36/44/g/o0400026514607923538.gif?caw=800)
講師 日下田 正 先生
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/d0/c0/g/o0400026514607923544.gif?caw=800)
藍の品種を実物で紹介し説明。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/e5/c9/g/o0400026514607923549.gif?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/e3/7e/g/o0400026514607923556.gif?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/26/59/g/o0400026514607923558.gif?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/9c/b5/g/o0600039714607923561.gif?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/f4/fa/g/o0600039714607923567.gif?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/3e/58/g/o0600039714607923570.gif?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/4d/06/g/o0600090614607923573.gif?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191006/09/hitachinono/63/ee/g/o0600039714607923575.gif?caw=800)
あとがき
講習会遅刻で参加だったが、参考になることもある。
結城紬の商品開発という意味で、講師に最後に質問してみた。しかもかなりきわどい質問である。
おいら:藍染めは木綿布にライスペースト(糊をつけて防染する技法)するが、これを絹で絣くくりでやったらできるのか?
講師:これは染めですよ(後略)
おいら:たとえば、これからの若い20代とかの、やりたいって人がいたらどれくらいで、藍染めの一人前になれますか?
講師:(かなり略)ひとにもよる。
<<この質問にもヒストリーがある。皆さん(というより関係者)でも藍染めで百亀甲の素晴らしい細工物の本場結城紬
はみたことがないと思う。なぜなら、技術うんぬん、素材、性質、におけて不可能であるからである。あればとっくに
主流になっちまったと思う。それゆえ、講師(日下田正さん)くらいの熟練者ならできるかもしれないと思ったのである。
ただ、この常識はくつがえらないようにできている。それなので無駄な(愚問)質問だったがあえて質問させてもらった。>>
2012.6.28.北村織物サイト2から抜粋しヤフーブログへ掲載。