私の青春の1ページ、ホシヤの『keep』消しゴム。
数年前に思い出して、いくつかネットで取り寄せて使っていました。ちょっと在庫が心許なくなったので、追加で買っておこうと、ホシヤの公式を覗いてみました。
【 キープ消しゴムのホシヤです。
2025年7月31日をもちまして、閉業となりました。
長い間KEEPをご利用頂きありがとうございました。 】
思わず絶句してしまいました。また昭和の逸品が失われたのか・・・。
10ヶ月も前に倒産しているようなので、新品での購入は絶望的、ラクマをチェックすると、10個送料込み500円があったので、即決して購入しました。
それで届いた物ですが、私の知っている『keep』じゃない。時の流れって言うのは、面白いこともある物で、学校を卒業して、この再度の購入までの20年以上の間、鹿嶋市内で売っているところはないので、『keep』はすっかり記憶の外でした。ほんと、たまたまトンボ鉛筆の『MONO』消しゴムが、2010年頃だったか、SEEDのOEMから自社供給に切り替わったという話を聞いて、そういえば昔は、SEEDの『Radar』もトンボ鉛筆の『MONO』も使っていなかったなと、急激に思い出したわけです。
この忘れられた期間に登場したのが、『keep ECOLOGY』です。前世紀後期にダイオキシンの問題が社会問題化しました。消しゴムメーカーは、脱プラスチックを目指して、従来のプラスチック消しゴムに多く使われる、PVC(ポリ塩化ビニル)を含有しない消しゴムを開発します。その流れに乗った「NON-PVC」タイプが『keep ECOLOGY』です。私の使っている、写真のサイズで型番「K-100」が通常品、NON-PVCは「K-100-N」となります。
NON-PVC製品は、従来品より消字力が落ちるなどの欠点もあります。触ってみた感じ、古いせいだけじゃ無いと思うけど、堅いです。これはノート破きそう。ダイオキシン問題は、その後、焼却炉の改良などで、PVCを分解可能になり、廃れていきます。
NON-PVCの「K-100-N」は、私が知らない間に登場し、知らない間に廃番になった模様です。そういうわけで、もう一つの疑問も解決します。「K-100-N」のケースには、15の数字とロゴマークが入っています。日本字消工業会のロゴです。消しゴムの安全性と品質を追求している団体なのですが、公式サイトを見ても、その歴史は不明。Since1943って書いてあるのが謎。2番のアミンという会社の創立が2001年なので、60年以上もの間、SEED単独でやっていたって事なのでしょうか。
メンバー企業は通し番号が振られていて、所属企業のうち、表だった物は3社だけ。OEMや業務用、裏方の企業が3社で合計6社です。表だった3社は、1番がSEED、6番がヒノデワシ、13番がぺんてる(アストラム)です。15がホシヤだったことから、最盛期は15社以上所属していたものの、現在は半減以下になっています。ホシヤに関しては、短期間の所属だったのかなと思います。
ちなみに三菱鉛筆のUNI消しゴムには、6番のロゴがあるのでヒノデワシのOEM、トンボ鉛筆も2010年頃までのMONO消しゴムはSEEDのOEMです。古いMONO消しゴムは1番のロゴが入っていますので判断できます。
ブランド力のある、コクヨ(リサーレ)、サクラクレパス(アーチ)、トンボ鉛筆(MONO)、プラス、パイロットなどは所属していません。11番のラビットは、サクラクレパスのグループ企業です。(つまり、アーチの製造元)。
このNON-PVC、固いせいか、本体にkeepの刻印が入って格好いいですが、とても使いにくいです(笑)





