タイトルの通りなのですが、長女、療育手帳の更新ができませんでした。

発達検査の結果、基準に1点足りない!いや、1点多い?で療育手帳対象外との結果に。

っていや!数値が上がったのはいいこと!いいことなんだけど!!

検査は私も同席だったのだけど、やっぱり視覚的な課題はハチャメチャにできなかったし、苦手な課題が続くとゲラゲラ笑いだしたり椅子をバタバタさせたりしてすごい挙動不審になるし、凹凸の凹は凹のままだった。

それで全体としては数値が上がりました!療育手帳は出せません!って言われてもさあああ~!!こんなに激しい凹があったら決して健常児としては生きていけないだろうに!

しかも数値を押し上げた原因になったのが、短文の復唱ができたとか、日時の概念があるとかだったのだけど、短文の復唱ってエコラリアで鍛えたやつじゃん!日時の概念ってカレンダー好きのせいじゃん!それ長所じゃなくて特性ですからあああ!!!

 

さらに浮き彫りになったのが、やはりというか何というか、対人面の弱さだった。

K式検査はあまり詳しいことは書けないのでフェイク入れるけど、例えば「お友達の服を汚しちゃったらどうする?」という問いに、「新しい服を買ってあげる」と答える、みたいな。問いの内容は理解できているし、対応としても間違っていないので課題としてはクリアなのだけど、やっぱ対人関係を円滑に進めるならまずは「ごめんなさいって言う」っていう答えが出てきてほしいところなんだよな。

 

大問題なのが、療育手帳が交付されないとなると、支援級への受け入れが難しくなる可能性があるということ。

運動能力と視覚的な能力の激しい凹。

苦手な課題での挙動不審っぷり。

対人面の弱さ。

どれを取っても普通学級に入れるには不安要素しかない。

そりゃあね、数値的には普通級でもいけるかも…となると、ダメ元で普通級にチャレンジしてみるのもアリかな、なんて欲が一瞬芽生えたりもしますよ。現に夫なんかは相当心揺れてると思う。でもまだ字を書くことはおろか四角や三角すら描けない、線をなぞることもできない、無理にやらせようとしたらゲラゲラ笑ってふざけ出すこの子を、普通級で過ごさせる自信がない。

こんなんでも数値的には知的障害ではないって判定になるってんだから、発達検査って不思議だよなあ…いや、文句言える筋合いでもないんだけどさ…

 

てかぶっちゃけた話をすれば、療育手帳がなくなるって痛い!心理的に痛い!

何を隠そう私はセールとかお得とかが大好きな女。いろんなところで療育手帳による割引があるってのが結構嬉しかったんだよう。金の亡者と笑わば笑え、障害児育児なんて辛いことばっかりなんだから、このくらいのお得感を味わったっていいじゃないのさ!

療育手帳を申請するときこそ、福祉のお世話になる抵抗感が…みたいなことをぼやいていたけど、ひとたびこの快感を味わってしまうともはや手帳のない生活には戻れない。精神障害者保健福祉手帳は申請する予定だけど、確実に交付されるかはわからないし、医師の診断書とかも必要になるので、すぐにお手元に届きますってわけにはいかなさそう。くそー、秋の行楽シーズンにこの空白期間は痛いよ!せっかく涼しくなっていろいろ出かけようと思ってたのにさ!(弁解すると大人の趣味に付き合わせるとかじゃないですよ、子どもが喜ぶところに連れてくだけ)

あ、でもディズニーは通所受給者証でも障害者サービス適用してくれるんだって。助かったー。


療育手帳の割引ってなんのためにあるのかなと思ってたけど、障害児育児に少しお得感が出る→親の育児放棄を防ぐ→育児放棄された子供を施設で育てるよりはトータルで見て社会的なコストが下がる、って理由なのかな。いや一般的な親はお得感がないからって育児放棄したりしないのかもしれないが。

改めて療育手帳のありがたみが身に沁みる。特に民間の施設とか完全に慈善事業だよね?割引した分補助金とか出てる訳じゃないよね…

って金の話に終始する私もどうなのよ。やっぱ最大の問題は就学だよ。あー、ここに来て一気に進路が不透明に…!!