長女は数え年で考えると去年が七五三の適齢期…だったらしいのだけど、去年は長女の小学校入学だけで精神的にいっぱいいっぱい(私が)だったので、満年齢の今年に実施することにした。
しかしアレだね。七五三って、3歳の七五三はまだイヤイヤ期なので着物を着てくれるとは限りません☆写真もイヤイヤ期なのでイメージ通りにはならないかもしれません☆ってよく聞くけど、7歳になったからって親のイメージ通りになるとは限らないね!
まず着物。
着物なんか全然詳しくないけどアンティーク着物を見るのは好きな私。ちょうど私が七五三で着た紫色の着物(なんせ私の前に親戚も着た着物なので50年もの)があり、長女にもこれを着せるんだあムフフ…というのが密かな楽しみだったのだ。
しかし年明けくらいから長女がどういうわけか「私は紫の着物はイヤ」と言い出す。えっ紫好きだったじゃん!前に着物見せたときは別にいいよーって感じだったじゃん!と説得を試みるも「紫は着ない」の一点張り。
こうなると無理やり長女の気に沿わない色を着せても絶対揉めるだけ。仕方ない、アンティーク着物は諦めてレンタルでなんとかするか…と泣く泣く決断し、じゃあ何色がいいのと聞いたら「青か緑」と来たもんだ。ヒイィィ!なにそのレアな色指定は!だいたいなんで青か緑!?普段青や緑が好きなんて言ってなかったのに!
で、ネットの着物レンタルやら写真スタジオの衣装を調べてみるも、やっぱ青や緑は種類が少ないんだコレが。で、たまに見つかったのを長女に見せると「水色はイヤ」「黄緑はイヤ」「これは柄が大きすぎて青が見えない」…
あーっもう!なんなんだよ!普段は私が買ってきた服を特に文句も言わず着てるくせに、なんで着物だけこんな細かいんだよ!?
で、そんなある日、ふと通りかかった店で売られていた中古?新古品?のお買い得着物が長女の好みに大ヒット。
全然アンティークでもないし店の人は正絹ですって言ってるけどなんか怪しいし…と躊躇する私をヨソに長女が「絶対これ」となってしまい、買わないと癇癪起こされそうな勢いだったので、もう仕方ねえやとその場で購入してしまったよ…いやお買い得品だからいいんだけど、まさかこんな雑な感じで着物買う羽目になるとは思わなんだなあ…
さらに前撮りスタジオ選び。
次女3歳のときに撮ってもらった昔ながらの写真館があり、写真の仕上がりもよかったしお値段も良心的だし、予約が取りやすいのもありがたく、今後はここでお世話になろー、と思っていた。
しかしポストに投函されていた近所のスタジオのチラシを見た長女が、「ここがいい!おしゃれなところじゃなきゃイヤ!」と主張。
確かにね、昔ながらの写真館はセットもレトロ、仕上がりもレトロだったからね…チラシに載ってる写真はなんだか現代的っつーかキラキラしい感じで、子供的にはそりゃこっちに惹かれるのも無理はない。
でも長女には正直キラキラよりレトロの方が合うと思うんだけどな〜?お値段的にもレトロの方がありがたいんだけどな〜?と説得を試みる…も、「私はオシャレなのがいいのー!」と聞かず…
もう仕方ないので予約を取ろうとしたらば、レトロ写真館と違って結構予約が埋まっており、どうにか空いた日は追加料金対象とかで、あー着物に続いて予想外の出費だよー!トホホー!!
7歳になると単なるイヤイヤじゃない自己主張が出てくるから、イヤイヤ期とはまた違う苦労が生まれる。親の思い通りになることなんて結局ないんだね。まさかスタジオ選びまで口を出してくるとは思わなかったなあ…。
でもこれも成長の証だよね。成長した分、写真を撮ってもらう自覚とかも芽生えてくるってことだもんね。3歳さんと違って、当日になって着物着たがらないとか、素直に写真撮らせてくれないとかの悩みはないもんね!
と思いきや長女の場合、精神年齢は3歳並みなのでそうはいかないのでした。前撮り当日、何が気に入らないのか髪飾りを全拒否してみたり、カメラマンさんの提案するポーズを拒否してみたり、かと思えばテンション上がりすぎて盆踊り始めてみたり、まー言うこと聞かない聞かない!
結局カメラマンさんがぬいぐるみで目線を引きつけてる間になんとか撮るみたいな感じで、あれー、これ赤ちゃん撮影でよく見る光景だよな…7歳の撮影でこんな苦労するとはカメラマンさんも思ってなかっただろうな…
てなわけで7歳並みに口は出すけど行動は3歳レベルと言う地獄の前撮り。写真の仕上がりが怖くて仕方ないわ。そして次に控えるお詣りが恐怖でしかないわ。もう普段着で近所の神社行ってお賽銭入れてくるだけじゃダメかな…ダメだよな…