ALSA一橋のブログ

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 これを読んでくれている皆様、こんにちは!

今回からAmebaブログを書かせていただく成蹊大学2年の山藤です。

新歓などで慌ただしい4月の中、LC中央大学の木村駿さんが出張AAをしてくれました!(ありがとう、きむしゅんさん!!)

 

活動の様子(一橋の時計台コモンズでやりました)

今回のAAの議題は「知的財産権の保護」。
漫画村の問題などで、最近注目が集まっている話題です(それに対する政府の動きに対しても注目が集まっています)。では、さっそく中身を見ていきましょう!

ところで、皆さんは知的財産権と聞いて何を思い浮かべますか?そもそも知的財産権とは何でしょうか?

その答えは、

知的財産権=人や企業が世の中に生み出したもの全て(知的財産権基本法第2条1項をもとにしています)

広いですね~

図で表すとこのようになります

出典:鹿児島県/(1)知的財産権とは http://www.pref.kagoshima.jp/af03/titekizaisann/01-01.html

知的財産権はそれが指し示す範囲が広いため、「知的財産権の保護」も保護する権利の種類によって目的や期間などが違います。

このAAの最初の論点は、知的財産権の中の著作権に焦点を当て、現政権が国会に提出しようとした「著作権法」によって著作権の保護を強化する代わりにネット上の著作物の規制を強める(スクショもダメ)ことの賛否について。

この時最初に話の焦点になったのは、著作物の規制を強化する際のメリットとデメリットを考えること。
議論に挙がったメリット、デメリットは

メリット=著作物を持つ人の権利が保護され、それが次の創作意欲につながる。

デメリット=ファンフィクションといった二次創作の分野の発展が阻害される、今まで自由に著作を扱えたことによる著作物の周知・宣伝効果がなくなりかえって収益の悪化につながるのでは

その結果この議論の結論は著作物を持つ人の利益を阻害しない範囲であれば規制を強める必要はない、というものになりました。つまり重要なことは、何が著作者の利益を阻害する要因となるかを見極めることですね。

ここまで日本国内のことを見てきましたが、今度は政界全体から「知的財産権の保護」を考えていきましょう。知的財産権はパリ条約やベルヌ条約などの世界共通のルールによって守られてきました。その他にも、日本はEUとEPA(経済連携協定)を結んだことによって、なんと各国の地理的表示も保護されるようになりました(GI制度)。なので、現在はこれから製品の名前を付けるときは、気軽に日本やヨーロッパの地名を入れることが出来なくなっています。

しかし、ここでも「知的財産権の保護」のやり方について様々な問題が挙がっています。それは、

  • 人の命に関わる状況下で「知的財産権の保護」を優先させるべきか?

  • 発展途上国の発展と「知的財産権の保護」のどちらを優先させるべきか?
そして最後の論点は、
人の命に関わるような状況下や国の発展に関わるときに、「知的財産権の保護」を尊重すべきなのか?
でした。皆さんはこれについてどう考えますか?この議論で挙がった意見は
  • 「知的財産権の保護」の規制を緩めたことで発展した国があるので、「知的財産権の保護」よりも国の発展を優先させるべき。
  • 現在の世界は様々な分野を各国が分業することによって成り立っているので、ある国を発展させるために「知的財産権の保護」の規制をどんどん緩めるのではなく、その国の発展に一番関わる分野だけ規制を緩めるべき

などでした。これを見て、私は「知的財産権の保護」の規制を緩める基準をしっかりと定めることが重要かなと思いました。結局この議論は時間の都合上結論には至りませんでした。

こうして今回の活動は終了しました。

さて、今回のAAの内容はどうでしたでしょうか。あなたならどう考え、どのような結論をだしますか?この記事から私たちの活動に興味を持っていて抱けると嬉しいです!

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